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この記事では、1963年04月28日に公開された映画「拝啓天皇陛下様」の動画はどこで見れるのか?また映画の情報やあらすじ、キャスト、レビュー、予告編動画、DVD&Blu-ray情報などを紹介します。

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映画「拝啓天皇陛下様」の動画情報

映画「拝啓天皇陛下様」の動画フル映像

映画「拝啓天皇陛下様」の作品データ

  • 作品名:拝啓天皇陛下様
  • 監督:野村芳太郎
  • 脚本:野村芳太郎
  • 製作会社:Shochiku
  • 配給:情報なし
  • 公開:1963年04月28日
  • 上映時間:100分

映画「拝啓天皇陛下様」のあらすじ

漢字がほとんど読めず、カタカナしか書けない純朴な男性が、兵役義務により新兵となるところから物語ははじまる。戦友であり良き理解者でもある棟本博との長年にわたる関係を軸に構成されている。

映画「拝啓天皇陛下様」のレビュー&見どころ(評価・ネタバレ・感想)

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視聴者
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拝啓天皇陛下様1963年松竹カラー作品同名の原作小説の映画化題名から天皇制に反対する政治カラーの強い映画のように思われますが、そのような政治臭は全くないです単に一般徴集兵の軍隊生活や終戦後を面白可笑しく紹介するものです題名はちょっと頭の足りない主人公が日中戦争が終わると除隊させられてしまいたちまち生活に困るからと自分だけは兵隊のままいさせてほしいと天皇陛下に手紙を書くシーンが中盤にありそれが当時の人々にとっては衝撃的な禁忌な行動だったので採られた題名です本作は終戦後18年後の公開でしたがそれでも当時は刺激の強いものだったと思われます戦前の強烈な軍国主義の記憶がいまだ薄れずに残っていたということです逆にこういう題名や題材を使っても許される世の中になったとやっと確信できるまでこんなにも時間がかかったというべきかも知れませんテレビが一般家庭に普及し始めて高度成長期にさしかかろうという時期での公開ですそしてまた戦後の混乱期が終わりを告げようとしている時期でもあったのですようやく戦争を一般庶民が振り返る余裕がでできたなかでの作品ではないかと思います政治的な志向や偏向は皆無です主人公のささやかな幸せをいのりつつ終盤になりますラストはあっけないもので、もっともっと主人公のことを知りたかったのにという気持ちになります続編は翌1964年の正月映画での公開となりますから当時の観客もみんなそうだったのでしょう続編では彼の生い立ちなど、戦後のことなどかなりくわしく語られますそしてその年の秋は東京オリンピック開催でした本作と続編は戦後の混乱期の終わりを示す区切り線のようです
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BSの録画を視聴。渥美清さんが扮する山正の人生を丁寧に描いた人間ドラマ。ちなみに続編が存在しております。今作に影響を受け、後に『男はつらいよ』(山田洋次監督作品)が誕生したのは有名な話。カタカナしか書けない両親のいない山正は、天皇陛下様のおかげで三食お腹いっぱい食べれて天国で暮らせて幸せだったということですが、本人がそう思うならそれもまた真実であります。続編も録画してあるので、いつか観たいです。
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「男はつらいよ』同様、本作の主人公は渥美清さん以外考えられませんね。観ている方が恥ずかしくなる程、馬鹿で真っ直ぐな“赤子“がスマートにカッコつけてなどいられない時代を生きる悲喜劇。戦争と日本人を今まで見た事が無い角度から観せてくれました。野村監督と渥美さんの八つ墓村コンビに感謝です。
視聴者
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軍隊の悲哀もなく、何処が貧乏なのか、自由に楽しく生きている感じ、何処で笑わせるているのか?渥美清の寅さんに通じるものがあるので、生き残っている作品なのだろう、名も無い一本になっているはずが。
視聴者
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同名小説のヒットを受けて映画化された作品。一日三食付きで風呂にも入れる軍隊生活を天国だと語る主人公のヤマショウこと山田正助。彼を「純粋」と評する媒体もあるが、どちらかというと無学で無知。服役経験があり、たびたび窃盗をはたらいては周囲を不快にさせるが、本人は至って無自覚。罪悪感など全くないという、貧困の原因が社会構造にあると考える能力はないが、行動原理は原始共産制的という、ちょっと不思議なキャラクター。本作品は反戦映画と捉えられることもあるが、作中に声高に戦争批判を訴える登場人物も、視覚的表現もない。確かにこの作品タイトルで『野火』みたいな映画には当時はできなかっただろうが、それでも、野戦征きへの不安や上官のパワハラで発狂する准尉や、戦友を間に合わせで火葬する戦地でのもめ事、無数に林立する棒杭だけの墓標(1963年の作品だから、サッドヒルよりも先)など、それなりに攻めていると自分は思う。激戦地で戦死した中隊長の墓前で主人公が号泣するシーンに、原作者や作品の方向性が垣間見えるが、一方で、主人公の頓死を予感させるラストシーンに重なる大書の字幕は、戦争の意義をあらためて見つめ直すには十分すぎる表現。戦中・戦後を背景にした社会派ドラマとして評価したい。主人公のヤマショウを演じるのは、松竹映画の看板シリーズ『男はつらいよ』を亡くなるまで支え続けた渥美清。同シリーズの寅さんや、TVドラマ『泣いてたまるか』にも通ずる、世渡りが下手で社会的に報われない人物像をここでも好演している。渥美以外の共演陣も、かなり豪華。『七人の侍』よりもある意味すごいかも(多々良純と上田吉二郎はどちらも脇役だが双方に出演)。横暴で小ずるいが、どこか憎めない上官の二年兵・原を演じたのはふだん悪役や強面役の多い西村晃。のちにTVの二代目黄門様でお茶の間の人気者に。後輩の初年兵・柿内を演ずるは、松竹新喜劇の花形役者・藤山寛美(先代)。いつもの「あほ役」とは正反対の、ヤマショウに文字を教える元代用教員役を落ち着いた演技で見せてくれる。主人公に慕われる中隊長・堀江役は、銀幕の黄金期を脇で支え(出演作350以上!)、TVや舞台でも活躍した昭和の名バイプレーヤー、加藤嘉(よし)。ひげ面の加藤さんを観るのは初めてかも。放浪画家・山下清もこそっとゲスト出演。むろん、裸ではない。BS松竹東急で、本作品のヒットを受けて製作された続編『族・天皇陛下様』と併せ、初めて拝見。戦争に対する懐疑的な表現は続編の方が多いが、いずれにせよ、どちらも秀作。
視聴者
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軍隊に好かれ、軍隊を愛した男は、軍隊解体と共に天に召されてしまうお話。本作は反戦映画という側面もあるが、日本という国の在り方に疑問符を突きつけたような仕上がりになっている。天皇陛下を異常なまでに愛する姿は戦時国家へとミスリードした者へのアンチテーゼとなっている。それにしても、山田正助の虚言癖や誰にでも愛されるキャラ、短気で直情的なところは、後の車寅次郎の原型と見て取れる。
視聴者
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反戦とかでもなく戦争賛美でもない。軍隊でしごかれて恨みを持ち、反戦思想になる者もいる。軍隊で、上官や戦友との出会いで、初めて自分の生きがいを感じた者もいる。反戦でも戦争賛美でも無い。愚直に生きた一人の男の物語。大きな歴史のうねりの中で生きた。
視聴者
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滑稽だけど哀しみもあり…たくましかった日本人のおかげで、現代があるんですねぇ…きっと。人間同士の距離感が近い。僕はちょっと苦手だけど。現代はコロナ禍で益々人の距離感は離れていくんでしょうね。
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従軍作家として日中戦争の兵役に就いた棟本博の追憶で語られる、岡山歩兵第10連隊に同期入隊の山田正助の数奇な半生を描いた戦争喜劇。昭和恐慌の大不況下の昭和6年からサンフランシスコ講和会議を目の前にした昭和25年までの、軍部が暴走し始めた戦前の軍隊生活と敗戦の痛手から漸く独立国家として再出発する寸前の日本が描かれている。貧しい生まれの無教養で手癖も悪い山田が、普通の兵士たちが抱く軍隊の厳しさに服従する辛さに反して、衣食住に満たさせた軍隊生活に生きる活路を見出す皮肉が作品の主題となる。しかし、山田を演じる渥美清の名演により、生きる術のないひとり孤独な男の悲哀がユーモアを伴いながら表現されていて、日本の喜劇映画の様式でも個性的な作品に仕上がっている。興味深いのは、再招集の昭和12年、南京陥落の報を受けて戦争が終わると予想する兵士たちの姿であり、それでは困ると天皇陛下に直訴しようとする山田の無垢さである。情緒的な表現を得意とする野村芳太郎監督の堅実で安定した演出や、川又昂の撮影と芥川也寸志の音楽もいい。特に天覧の秋季大演習の場面が素晴らしい。進軍する歩兵の列の間をゆっくりと進む白馬に乗った天皇陛下に、初めて謁見して親しみを覚える渥美清の表情が人の良さを表す。途中トーキー第一作「マダムと女房」と「与太者と海水浴」「子宝騒動」の映像が流れ、時代の雰囲気を出している。前半の面白さに比べて、後半が駆け足気味な点が惜しい。上流階級の戦争未亡人に片思いする山田に、後の寅さんが重なるところが愉しい。棟本の妻役左幸子の安定した演技力と当時の個性的な俳優人、藤山寛美、桂小金治、西村晃、多々良淳、上田吉二郎、清川虹子、そして加藤嘉と共演者も観ていて飽きない。長門裕之、中村メイコ、高千穂ひづるも適材適所の配役。
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西村晃が桂小金治に絡んで嫁のノロケな手紙を読ませるが、内容が近所の娘を身売りさせる話で言葉を失う黄門様。軍隊は天国じゃ。
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野村芳太郎の喜劇もチェックしておこうというところで観ました。寅さんを観たことが一度もない、これが寅さんのプロトタイプだともしもしたら...私は本作一本で十分ですね~渥美清はどうもわざとらしくてだめです(それが多分好きな人なら良いところなんでしょう)。実は題名で身構えたが、変な左翼性は感じられないどころか逆でした。
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葛西(桂小金治)だけは結婚していたが、スケベと囃し立てられるも手紙の内容を読むとそれだけで泣けてくるような話。二年兵になったとき、字の読めない山ショウは初年兵に字を教えてもらう。ある訓練の日、天皇陛下がお見えになり、彼はそれ以来尊敬の念を抱く。除隊して昭和10年になった。戦争が始まり、棟本(長門)は召集される。大陸で生き残った棟本は戦争小説家となり、山ショウも三度召集される。2度目の軍隊では天皇陛下に「兵士としてまた軍隊においてくれ」といった内容の手紙を書こうとしたが、棟本に止められた経緯があった。戦争や天皇陛下万歳ということに疑いを持たず、心が純粋すぎた男の物語。軍隊に入ったほうが生活が楽になるといった皮肉もあるが、何も知らないことによっても幸せになれるかというと・・・ちょっと疑問。
視聴者
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戦争。喜劇。人間ドラマ。
ヤマショー(渥美清)とムネさん(長門裕之)の友情を軸に物語が進んでいく。
岡山の入隊先では、津川雅彦の兄である長門裕之や、黄門様の西村晃など、なつかしい面々が見られてうれしい。本物の山下清も出演していて驚かされた。
その中でもやはり東西の人気コメディアン渥美清と藤山寛美の共演は、まさに息があったコントであり、大いに笑わせてもらった。
ヤマショーとムネさんは戦争だったりケンカだったりで何度も別れるのだが、ふとした縁でまた出会う。
いつもふらふらしていたり、女性に片思いするがふられてしまったりと、どことなく寅さんを思い出させるヤマショーは、ダメ人間ながらもどこか憎めない存在である。
劇的なラストもふくめ、笑いあり涙ありの人間ドラマで楽しめた。
視聴者
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表面的には軍隊の平等性に感謝する兵隊と周囲の人間関係や末路を描いているが、これは明らかに視点を変えた反戦映画である。声高に戦争反対とは言わないところに野村監督の面目躍如たるものがある。
同じ反戦映画でも、五味川純平原作・山本薩夫監督の「戦争と人間」とは対極にあるが、その訴えるところは同じなのだ。
主人公は山田正助(渥美清)とムネさん(長門裕之)の二人だ。入隊した頃に一緒だっただけでなく、二人はその後も奇縁があって一緒に戦ったり、正助が作家のムネさんを訪ねたりして交流が続く。
二人の会話には、反戦っぽい言動は全くない。しかし、人生を戦争に振り回された事や、大切な戦友を失った事は描かれている。
これで2回目の鑑賞だが、改めて観てみて、どこか「男はつらいよ」の寅さんの原型を見たような気がするのは自分だけだろうか。
人脈的には、本作品の野村監督の元で後に助監督を務めたのが山田洋次監督だ。「砂の器」もそうだが、山田監督と野村監督の作品にはどこか通じるものがあると思う。
まあ、渥美清が演じると全て寅さんに繋がってはいくのだが。
多くの人に観て欲しい作品のひとつだ。
視聴者
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野村芳太郎監督の喜劇(1963年)。
渥美清は1950年代末から映画・テレビに出演をし始めていたが、この作品で好演したことで、コメディアンとしての地位を確立した。「拝啓天皇陛下様」は渥美清にとって「寅さん」以前の代表作であり、一度目のピークを記録した作品として、彼の芸歴の中でも重要な作品と思う。
この後は映画出演作はやや低調、テレビの「泣いてたまるか」(1966‾68)や「(TV版)男はつらいよ」(1968‾69)が好評で、1969年の映画「男はつらいよ」につながり再ブレイクする。

今の時代からみれば、渥美清=寅さんのイメージが強いが、この頃はもっと幅広い役柄をこなす可能性があったことがわかる。まだ若く、後年のようなペーソスは弱いが、荒削りで勢いのある演技が見られる。主人公の演じ方を見ると、テレビの「泣いてたまるか」に近いような感じだ。
映画「男はつらいよ」のルーツを考えると、この「拝啓天皇陛下様」と山田洋次+ハナ肇の「馬鹿」シリーズがあり、この二つが複合して「寅さん」が生まれたのかも知れない。

物語は第二次大戦前から始まる。貧しい青年が徴兵で軍隊に入隊する。庶民から見たの軍隊生活、さらにその後、戦後に至るまでの生活が綴られる。当時のごく素朴な庶民が当時どのように軍隊に関わり、生きていったか、貴重な描写だと思う。
しかしながらこの映画は、戦前・戦中・戦後と激動の時代の中、辛い目にあいながらも逞しく、友情に助けられながら生きていった一人の庶民−エリートでもインテリでない、むしろ粗野な人物−の姿を美化することなく丹念に描写していったことだろう。「喜劇」だが、その枠を超えた一人の人間のドラマになっている。
渥美清の庶民性、なんとも言えないおかしみを持った雰囲気も、観ている側の共感を呼んだのではないか。題材の良さ、ストーリーの身近さ、そして渥美清の庶民的な演技が一緒になった佳作だと思う。

視聴者
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野良犬ヤマショウが天皇陛下のご尊顔を拝し飼い犬になり、戦後に犬から抜け出ようとした時に人生が終わる。
ヤマショウの人生はずっとどん底だったが故に軍隊が天国であり、軍の頭である天皇陛下に惚れ込めて幸せだった。何より軍隊においてヤマショウは人にも恵まれていた。
同期や上官に可愛がられ初年兵にもわりあい懐かれ、陛下の支える傘の下の軍隊にいる事が快絶だったであろう。
そんなヤマショウは戦後に居場所がない。
唯一同期の棟本のそばだけが居場所であり、鶏の徴発で怒られようともすぐにキャンキャン鳴きながら懐いてくる。
だがそんな時間の流れの中で他人(主に女)にも目が向くようになり、飼い犬ではない生き方・陛下の傘の外の生き方を考えるようになる。
一度目は失敗、そして二度目には成功して所帯を持ち自分の人生を生きる事を選んだ時に、ある意味では運命に殺される。
そこから先は陛下の犬ではないから。
陛下の赤子ではなくなるから。

なんて見方もしようと思えば出来ますw
天皇陛下に掛かるシーンで流れるBGMがわりと可愛い感じのBGMだったのってそういう事かな・・とか、考えちゃいますね。
この見方をすると続編では犬が犬を飼う話になります。
ヤマショウ、とてもかわいい男だと思ってます。

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学も身寄りもない純朴な男、ヤマショウが昭和6年に軍隊に入隊。三度の飯が食える軍隊に満足していた彼は演習で見た実物の天皇陛下に親しみと尊敬を持つようになる。

昭和6年から25年までのヤマショウとその親友を追っていくストーリー。軍隊生活にすっかり適応し天皇を心の底から愛する男の軍隊生活をコミカルに描いていくが、それは逆にいうと軍隊じゃない生活に適応できないことでもある。自分だけ再び軍隊に行きたいと天皇に直訴の手紙を出そうとするのだからすごい。自ら当時の戦争色に染まりきる男は滑稽でどこか痛々しい。
終戦後はなかなか幸せになれない。いい人なんだけど何か社会に適応しきれない。色々面倒くさいんだけどなんか放っておけない変なやつ。ここから寅さんが生まれたんだなぁと思う。

視聴者
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作り手にも観客にも従軍経験者が多かったこの時代の大衆作品が描く戦争の描写では、戦後生まれが「お勉強」して作っても絶対に描けないリアルなものがふと顔を出すものだ。本作では薄汚れた売春街の淡々とした描写、闇市商売のリーダーが中国人であること等にそういうものが感じられるが、そういう感性も含めて、ポツダム宣言後も「戦中」をずっと引きずって雑草のように生きた世代の姿と感性の生々しさが伝わってくる一本だ。

教練中のシーンやラストでのナレーションにで出てくる「赤子(せきし)」とは「赤ん坊」を意味する言葉で、孟子の中では「(高徳者が持ちづつける)赤ん坊のように純粋な心」、「(徳のある君主が常に心にかける)素朴な民衆の心」といった、素朴で純真な心の在り方を表す際に好んで使われる言葉である。前者に主人公の純朴な生き様が、後者にタイトルへと共鳴していく戦中派の複雑な想いが込められている言葉遣いだと思う。あくまで控え目に使われるこのダブル・ミーニングには、戦後わざとらしく花開いた声高で薄っぺらい反戦メッセージのような説教臭さはなく、寧ろこの作品をあくまで人情喜劇として表現した作り手達の寡黙な品格すら感じさせられる。かつての日本映画にあった「重喜劇」の味わいが渋く光る一品だ。豪華な役者陣の素晴らしい演技も見どころだが、その辺は他のレビュアーの皆さんに譲ります。

視聴者
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素晴らしい作品だった。

一人の男の人生を、渥美清さん主演でちょっとだけ哀しくも楽しく描いている。

前半(時間的にはもっとあったかも?)では太平洋戦争時点の軍隊生活を描きながらも、現代のサラリーマンの世界にも通ずる様々な厳しい人間模様を表現しているのが、ただただ驚き。
そこを渥美清さんの愛嬌ある演技がサラッとコメディに仕立てているので、二重に驚きだった。
軍隊から除隊したあとの生活の描写も良かったね。

僕は寅さんシリーズをまともに観たことがなかったけど、この作品を観て、観たいと思ったね!

視聴者
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こどものころから渥美清がすきだった。
頭もそんなによくない
(本人じゃないですよ〜)
いつもへまばかりしている。
金持ちにもなれない。
・・・
平凡な人生の普通の人間のおかしさ。
切なさを演じるのが本当にすごい。

「泣いてたまるか」っていうテレビ番組が
あったのを知っていますか?
確か夜8:00からの1時間番組で、
毎回読みきりの本のような番組。
監督も毎回変わっていましたが、
そこで演じる渥美清の人生は、面白おかしく貧乏で、けど最後に小さな希望が光っていて
当時の世相を反映しているよう。

この作品もそんなイメージ。
今思うと名優がたくさん出ていますね〜。
続編もあるようなので、待て見てみたいと思います。 ^^

* エノケン、榎本憲一って知ってます〜?
エノケンも好きだったんだけど、DVDあるのかなぁ〜。
この映画を見ていて思い出しました。 ^^

視聴者
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題名から、何やらんと思われるが、棟田博という作家の軍隊体験に基づいたモデル小説の映画化である。棟田がそのままの名前で出てくるが、これを演じるのは長門裕之。昭和初年の軍隊で出会い親しくなるのが渥美清の「山正」こと山田正助で、野間宏や大西巨人とは逆に、軍隊生活を楽しみ、死ぬときは天皇陛下万歳を唱えたいと思っている男である。現実にはこんな兵隊だっていたであろう。
棟田の妻の左幸子が知的で美しい。それに対して、山正が惚れてしまう戦争未亡人の高千穂ひづるが、嫌な感じなのが気の毒である。山正が最後に結婚しようとする中村メイコが、存外かわいい。
ことさらに、左翼的軍隊・天皇観へのアンチテーゼみたいに見ることもないだろう。
視聴者
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by 小宮山隆央

拝啓天皇陛下様

主演 渥美清
原作 棟田博

寅さんもいいですが、こっちの渥美清さんに親しみを感じます。

小宮山隆央

映画「拝啓天皇陛下様」の出演(キャスト)

渥美清 出演作品

監督・俳優・女優名

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