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この記事では、1974年10月19日に公開された映画「砂の器」の動画はどこで見れるのか?また映画の情報やあらすじ、キャスト、レビュー、予告編動画、DVD&Blu-ray情報などを紹介します。
映画「砂の器(丹波哲郎主演)」の予告編動画
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映画「砂の器」の動画情報
映画「砂の器」の作品データ
- 作品名:砂の器
- 監督:野村芳太郎
- 脚本:橋本忍, 山田洋次, 野村芳太郎
- 製作会社:Shochiku
- 配給:情報なし
- 公開:1974年10月19日
- 上映時間:143分
映画「砂の器」のあらすじ
ある日、国鉄蒲田操車場構内で扼殺死体が発見された。被害者の身許が分らず、捜査は難航した。が、事件を担当した今西、吉村の両刑事の執念の捜査がやがて、ひとりの著名な音楽家・和賀英良を浮かび上がらせる…。
映画「砂の器」のレビュー&見どころ(評価・ネタバレ・感想)
映画,comAmazon PrimeTMDB
時間ができたので、ちゃんと観たことがなかった名作を観てみました。結構脚本には無理があるなあ。汽車の中から、シャツを紙吹雪のように捨てる女、それに偶然居合わせた記者、その記事を偶然読んだ若い刑事、とか。う〜ん。丹波哲郎が演じた今西刑事が好感。遠出するのが好き、経費で行くとソワソワする、手柄たてたい、でも独り占めはしない、涙もろい。。。めちゃくちゃ人臭いキャラ。これをクールな二枚目イメージの丹波哲郎が演じたからこそ、そこにギャップが生まれ、好感のもてる登場人物が出来上がった。しかし、凄い役者達が出ていたんだなあ。丹波哲郎、加藤剛、渥美清、緒方拳、加藤嘉、島田陽子、森田健作、、、。亡くなった元駐在さんが緒方拳だった時にはその豪勢さに驚いた。クライマックスシーンが秀逸。加藤剛の演奏シーンに合わせ、幼い頃から現在に至るまでの描写が展開される。音楽の盛り上がりと場面がシンクロする。斬新だ。※島田陽子美しい。※渥美清が演じる映画館の支配人は、寅さんに見えて仕方がない(笑
序盤に 警部補の今西栄太郎(丹波哲郎)と 巡査の村弘(森田健作)の二人が 出張(という名目の旅)をしているシーンがあり、終盤に 本浦千代吉(加藤嘉)と 本浦秀夫(春田和秀)の二人が、とある理由で(それは核心に迫る話なので ここでは秘密だが)旅をしている。旅で始まり 旅で終わる作品なのだ。せっかく遠くまで行っても無駄だったり、結果的に残らない砂で造ったもののように、人生のひと時の幸せと儚さが描かれている。本浦親子の旅が、コンサート会場で組曲「宿命」を演奏している者と捜査会議に出席している者たちの回想または想像のように見せるクライマックスの演出が秀逸である。今となっては、現代パートも過去パートも ノスタルジックで味がある。
あまりにも有名な放浪のシーンなみならず、ロードムービーの如く日本各地に舞台が移りドラマチックが最高潮です。大清張の小説は社会派至上主義でユーモアゼロ、ハッピーエンドは皆無ですが、この作品だけは小説では感じられない「圧倒的な感動」が身を包み、加藤嘉先輩入魂の超絶演技に震えます。なお、小説も名作と勘違いしている人も多いですが、この作品は小説としては失敗作で映画のおかげで小説の方も有名になった作品です。清張自身が「私の作品を超えた映画」と称賛しています。
1974年作品。原作・松本清張。監督・野村芳太郎。脚本・橋本忍と山田洋次。社会派ミステリーの傑作です。ピアニストの和賀(加藤剛)の殺人の動機・・・それは生い立ちにあった。父親(加藤嘉)が、ハンセン病の患者だった過去。今では感染しないと証明されていますが当時は忌み嫌われた病でした。父親と幼い和賀は巡礼の汚れた白装束に身を包み、放浪の日々、物乞いをする乞食のようにして生きてきた。父は衰えた腕を杖に頼り、幼ない和賀はいつも腹を減らしていた。そして成人してピロアニス・作曲家として有名になり、良家の娘を婚約をしていた。《ストーリー》ある日、見知らぬ男から、懐かしい、成功されて嬉しいとの電話が来る。その男は人の良い刑事だった。和賀は過去を知るその男の存在を、受け入れることは不可能で、ただただ抹殺したい・・・それしか考え付かなかった。そして彼は用意周到な完全犯罪を目論むのです。過去や隠したい秘密・・・松本清張の小説では、隠したいことが、殺人の動機になります。「ゼロの焦点」も「波の塔」も「点と線」もそうです。過去は変えられないから、消すしかない?殺人者は思い込みます。ラストでは、和賀のキャリアの絶頂期と言えるピアノ協奏曲「運命」を、和賀が自らピアノ演奏する姿に、父と息子が海辺を放浪する巡礼のシーン、過去の回想シーンが、オーケストラとピアノ演奏の美しさと対照してそれに被さる親子のみすぼらしさ、哀れさが、津波のように覆いかさぶってくるのです。鮮烈で心揺さぶられます。主演の加藤剛(日本人の良心のような人の犯罪者役、)父親役の加藤嘉(惨めさを演じたら、右に出る人はいない、)ペテラン刑事の丹波哲郎、新米刑事の森田健作。原作・監督・脚本・俳優全てが最高の役割を果たした傑作です。またジャケット写真の美しさは比類ない。
物語の設定は昭和初頭から中期。撮影は1970年初め頃と随所に昭和感がある。やはり原作の松本清張ありきで綴られる物語の内容は深い。主演よりも後半登場する緒方拳・加藤嘉が良い。どちらも善人・悪人を演じられる優れた俳優でこの映画の中でも「その人」を演じている。その他の登場人物も本当に多彩・豪華でほとんどワンシーン・ワンカット登場が多く彼らだけで後何本も映画の撮れるほどだ。しかし残念なのは犯人の薄さ、意図のなさ人間としての「その人不在」は悲しくなる。また音と演奏の動きの合っていないピアニストその姿には残念以外に思い当たる言葉はない。プロならもっと練習して挑んでほしくプロならOKを出してはいけない、レベルは低い、と厳しく思う。その中で救いは緒方拳・加藤嘉の演技そして今はもう無い昭和の風景だった。※
全体的に良い。音楽も含めて。たばこスパスパの刑事会議なんて、もう見られない。なんせ丹波哲郎が良い。
1974年公開プログラムピクチャー全盛の日本では対応不可能だった1年越しの撮影期間。監督、カメラマンが納得するまで待ち続けて捉えた映像の深さ。それによって表現される日本の四季。ジャニタレ、CG全盛では生まれない美の大作。原作目線では成功者の過去を知っている知人を殺害、という推理小説の1パターンの元祖で原作は原作で味があるが脚本の橋本忍はあれはミステリーとしては全然面白くない。親子の宿命の話にする、と。コンサート会場から奏でられる「宿命」素晴らしい!バックでは迫害される親子が日本の四季を旅する。オープニングの砂の器が壊れていく様も印象深い。初鑑賞は高一でしたが泣けましたね。話を最後に統括する丹波哲郎も板についています。あー45年後に亀嵩駅行きましたよ90点初鑑賞1977年2月23日 梅田コマゴールド
個人的にミステリーに関しては、島田荘司や綾辻行人由来の新本格嗜好なので、松本清張に代表されるような所謂「社会派」はあまり好きになれない。「差別問題」や「偏見」に対する異議申し立てとしての意味合いは分かるものの、あまりにもテーマが重々し過ぎて、ミステリーやサスペンスとしてのエンタメ要素や謎解きのカタルシスはまったくない。そう言う意味で、あえてこのテーマを「推理もの」というジャンルで扱わなくてはならない必然性が分からない。ここまで主張性を含めたいならドキュメンタリーでやった方が早い。むしろ、こういう形でハンセン氏病を扱う事に疑問が残る。入手した情報による点と線の結び方も強引で、論理的な推理部分はほとんど無い。それ以外は旅先の風景の叙情性でもっているようなもの。無駄に時間が長いのも辛い。
かなり大昔に劇場鑑賞した作品だが、今でも鑑賞した時の衝撃ははっきり覚えている。冒頭シーン。波打ち際に作られた砂の造形物が、波が打ち寄せる度に少しずつ崩れていく様を憂いを込めて描く。作品タイトルとリンクしていて、作品世界に観客を誘うプロローグであり、凄い作品を観るんだなという予感がした。JR蒲田駅近くで発生した殺人事件。犯人に結び付く手がかりは少なく、捜査は難航する。しかし、捜査を担当した二人の刑事は、わずかな手がかりをもとに、執拗に、粘り強く、執念の刑事魂で、犯人に迫っていく。本作は、単なる犯人捜し物語ではない。壮大な人間ドラマである。犯人の犯行動機が、あまりにも切な過ぎる。犯人の子供の頃の回想シーン、差別を受けて父子で日本各地を放浪するシーンが、感動的で美しく、哀しく切ない。日本の美しすぎる四季の風景と、壮大で優美な音楽が相まって、いつ果てるともない放浪を続ける父子の姿に感涙必至。繰り返し挿入される、このシーンが作品の背景色的な役割を担っている。作品の雰囲気を作り出している。父子がようやく辿り着いた安息の地での出会いが、後の過酷な運命につながっていく・・・。差別、運命、宿命、生きること、愛すること、栄光、悲劇、等々、様々な要素を巧みに盛り込んでいる。それらの要素について深く考えさせられる作品である。長尺作品であるが、作品世界に入り込んで、この壮大な物語を鑑賞、否、体験することができる。正しく映像体験することができる。観終わって、場内が明るくなっても、席から離れられなかった。暫く観終わったという充足感と、圧倒的な感動の余韻に浸っていた。こんな作品を後何本観られるだろうか。こんな作品に出逢えることを信じて、映画生活を続けていきたい。
あの紙吹雪と方言から手がかりを見つけ出す刑事の粘りの捜査が逮捕に行き着くまではあっけなかったが、苦難の生の旅路を子の、あの表情が全てを語り尽くし、オーケストラの演奏の壮大さに心を持っていかれてしまった。時が経っても観た時の感情が強く蘇る。。
関連記事にて子役が10ヶ月も学校に行かせて貰わずに最後の回想シーンを撮影したのを知った。今では考えられないが、監督を含むスタッフの熱意が感じられた逸話である。
壮絶。誰も悪くないのに、こんなことになるなんて。コロナの時も差別あったけど、ここまでじゃない。まさに生きて地獄を見る。辛い流浪の旅で育まれる父と子の情愛と、絆の強さに、涙腺崩壊。警察の地道な捜査で、少しづつ判明する事実と、コンサートの演奏が重なる演出がニクい。舞台裏側から和賀を見つめる2人の刑事。そこは入ったら舞台監督に怒られるところだよ!BS松竹東急の放送を視聴。
有名なので、松本清張の存在は知っていたけど、わたしはたぶん今回が初めて。ハンセン病の事とか、時代背景が今と違いすぎて面白い。戸籍のこととか地名を調べるのにめちゃくちゃ苦労するトコとか、色々今じゃ考えられない。名作で、何度もドラマ化されて擦り倒されている小説だって事も初めて知った。丹波哲郎がちゃんと演技してるのも初めて観た気がする。色んな意味で面白かった。
松本清張の原作は昔読んでいたが、映画は初鑑賞。140分によくまとめ上げられた巧みな脚本、情感溢れる映像と日本の原風景。ラストのピアノとオーケストラの演奏、捜査会議、犯人の回想シーンのモンタージュは原作の松本清張も評価するほど圧巻。日本映画としていろいろな意味で文化的価値のある作品だと思う。
今年38本目(合計1,130本目/今月(2024年1月度)38本目)。(ひとつ前の作品は「ゴジラ-1.0/C」、次の作品は「燈火(ネオン)は消えず」)ミニシアターで、当該監督さんの特集がありその一環でみてきました。原作小説や元の(リマスター前の)映画があるので、それを超えることはできないかな、といったところです。戸籍うんぬんについては、やや行政書士の資格持ちの立場からは微妙なところがあるのですが、戦後の混乱期においてこのような行為が行われていたということは容易に推知・推測が付く範囲だし、それほど突飛な設定ではないかな、といったところです。また、映画が古いためややハンセン病ほかいわゆる「病気」の差別についての配慮がない点については、2023~2024年で「復刻上映で見るという観点では」気にはなりましたが(断り書きなどはなし)、まぁそれも許容範囲の一つなのだろうと思います。ミステリーものとして見る場合、時代背景がいまから70年前といった事情や法律の取締り(特に戸籍関係)という違いもあるため、やや「当てにくいかな」という部分はあります(それらしい発言からある程度推測はできますが)。ただその分、この映画はそういった事情よりも戦後間もない時代に取られた映画で戦後の混乱期にどのような混乱が生じていたのかという点を含むところに鑑賞意義(知識を吸収する意義)があると思います。採点上特に気になる点はないのでフルスコア切り上げにしています。なお、VODなどでは最初の30秒くらいは見られるしVODでも見られるようなので(ただしリマスター版ではないらしい)、放映されている映画館の少なさという観点ではVODもやむなしかなというところです。
栄華の頂点から転落していく悲しい運命の主人公の気持ちと、その犯罪をひとつひとつ解明していく実直な刑事の心の軌跡が、美しく悲しいピアノのメロディとともに心に迫ります
古い映画だけれど、何度も見たい上質のサスペンスです
思っていたよりも、風景の美しさが目についた。放浪する親子の苦難の道のりが強調されてみるに堪えないような印象だったが、リマスター版のせいか、その悲惨さは和らいでいるように感じた。それにしても加藤剛の美貌には圧倒される。ただ、ピアノを弾く手だけが明らかに小太りで違和感があったのが残念。
DVDも持っていますが、見たくなった時にすぐに見られるように購入しました。ストーリー上おかしなところはいろいろありますが、そんなことは気にしたくない、と激しく思います。個人的には丹波哲郎さんと緒方拳(こぶし)さんの演技がたまりません。
原作は読んでいないので映画との違いは分からないのですが、
この映画自体はツッコミどころが多くて・・・期待したほどではなかったです。
生い立ちを隠したいという理由はあるとしても、
過去の生い立ちがバレるより、殺人を犯してバレた時のリスクの方が遥かに高くないですか?
脅迫されているわけでもないのに、わざわざ善良な恩人を殺す理由として納得ができませんでした。
また、英良のあの生い立ちでどうやって世界的有名になるほどのピアノや音楽を学んだのか。
青年実業家や若手政治家の設定ならばまだ現実味があるのですが・・・。
後半の「宿命」の音楽に合わせた父子の流浪の旅の回想シーンは確かにとても良かったです。
英良の無理矢理感のあった音楽家設定がここで活きていますし、
農村風景や厳しい環境の中旅する父子の姿は心を打つものがありました。
この映画のメインは事件解決過程でなはく、この回想シーンなのでしょうね。
ただ、なぜ金沢にいた時に父は一人で隔離施設に行かなかったのだろう?
息子の生活を犠牲にしてまで旅に出る必要があったのか、という疑問は残りました。
その点から、大人になった英良は父を恨んでいるのかもしれません。
宿命としての父子ではあるものの、父のせいでまともな子供時代を送れなかったことを恨んでいる。
だから過去を変えて、父にも絶対に会おうとしなかった。
それでも思い出の中の父は忘れることができない・・・という複雑な心境なのかな、なんて考えました。
あまり粗探しをしても作品を楽しめないとは思うのですが、
名作といわれると期待値がどうしても高くなってしまうため、細かいところが気になってしまいます。
他にもいろいろ気になりましたが、長くなるのでやめておきます。
昭和の風景又名役者勢ぞろいで、演技も素晴らしく懐かしく鑑賞させられた。
古い映画です。丹波哲郎と森田健作が刑事役。
捜査の進展ははかなり偶然に助けられた感があります。
ただし、犯人の父親と丹波哲郎演じる刑事の対面シーンは映画史上に残るインパクト。
まさかこれが原作小説にないシーンだったなんて・・・
加藤剛のピアノの指がポッチャリしててw重厚なストーリーなのに、そこばかり気になって。
映画「砂の器」の出演(キャスト)
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くじゃくの舞
ブログを書いて飯を食らうWEBライター。
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