本ページの情報は2025年4月時点のものです。最新の配信状況は各動画配信サービスのオフィシャルサイトにてご確認ください。
※本ページはプロモーションが含まれています
※当サイトはTMDB (TMDB(The Movie Database))より画像とデータを使用しています。
映画作品
映画「ある男(妻夫木聡主演)」のサブスク動画フル配信視聴サイト一覧
この記事では、2022年11月18日に公開された映画「ある男」の動画はどこで見れるのか?また映画の情報やあらすじ、キャスト、レビュー、予告編動画、DVD&Blu-ray情報などを紹介します。
映画「ある男(妻夫木聡主演)」の予告編動画
映画「ある男」の動画配信サービスの情報
映画「ある男」のDVD&Blu-ray
リンク
映画「ある男」の動画情報
映画「ある男」の作品データ
- 作品名:ある男
- 監督:石川慶
- 脚本:向井康介
- 製作会社:Shochiku, Kinoshita Group, GYAO, Bungeishunju, Aeon Entertainment, Shochiku Broadcasting
- 配給:情報なし
- 公開:2022年11月18日
- 上映時間:121分
映画「ある男」のあらすじ
弁護士の城戸章良は、かつての依頼者である谷口里枝から亡き夫・大祐の身元調査を依頼される。離婚歴のある彼女は子供と共に戻った故郷で大祐と出会い、彼と再婚して幸せな家庭を築いていたが、大祐が不慮の事故で急死。その法要で、疎遠になっていた大祐の兄・恭一が遺影を見て大祐ではないと告げたことで、夫が全くの別人であることが判明したのだった。章良は大祐と称していた男の素性を追う中、他人として生きた男への複雑な思いを募らせていく。
映画「ある男」のレビュー&見どころ(評価・ネタバレ・感想)
映画,comAmazon PrimeTMDB
これは大祐と城戸という二人の人間の「解放」の物語であり、解放される過程、つまり彼らが彼らの人生を獲得していく過程をもっと見ていたかった。原作は不勉強にして未読だけれど、少なくとも映画を見た限り、人間が「自分の前提」として無意識に受け入れている「ラベル」を外したらどうなるか、という思考実験をしているように思う。人生には「社会からのラベル」と「内面のラベル」が付きまとっていて、前者は名前や家族、出身地や家族や社会での役割や経歴・学歴などで、後者は性格や能力や才能の有無、そして社会からのラベルなどを無意識かつ自己暗示的に刷り込んでいるもの。この物語は、「社会からのラベル」を交換し別人になりすましたら、という仮定のもとに構成されている。社会から勝手に与えられる外圧が完全に変わることで社会からの見る目が変わる。周りの態度が変われば、自分を無意識に縛る「内面のラベル」のひとつも消え、社会的にも内面の動きとしても自由度が高まる。その変化は、勝手に自分で設定していた性格や才能の有無などへも波及して、できること、やれること、受け入れられることが連鎖的に増えていく。だんだんと未来が開けていく実感をする。例えばSNSでは別人かと思う振る舞いができる場合があるように、「社会からのラベル」が外れることで、無意識下で縛っていた「内面のラベル」も外れていき、「自分はこういう人間だ」という枷から解放されていく。この映画は、社会から人生の前提として与えられる外圧を外せば、自由に振る舞え、それは解放であり、救いであると言っているように思う。そして、大祐も城戸も、どちらも外圧が人間形成や人生の大部分に影響してきた人だった。その大きすぎる枷が外れたとき、得も言われぬ快感を感じたに違いない。自分を縛ってきた重い鎖から解放された人間は、別の自分をだんだんと獲得していき、それが「この人生、手放せませんねぇ」に集約される。見事だった。欲を言えば、その人間再生の過程、新しいラベルになじみながら、解放され、新しく生きなおす様子をもっと見ていたかった。この物語の肝が、城戸が大祐の人生にじわじわ侵食され感化されていくところだとしても。
冒頭から、すーっと物語に引き込まれた。白い壁に掛かった、鏡に映る男の後ろ姿の絵。ラストシーンで再び絵が登場し、本を閉じるように物語は幕を閉じる。(同時期に公開中の「窓辺にて」と同様の時系列だ。)事故死した男•大祐(窪田正孝)の過去を追う物語と思いきや、謎を追うことにのめり込んでいく、顔のない弁護士•城戸(妻夫木聡)こそが「ある男」だと改めて感じた。彼は、穏やかな人権派弁護士として慕われ、裕福な暮らしを手に入れている。けれども、義父の歯に絹着せぬ発言に、自分の出自を意識せずにはいられない。執拗に国籍を話題にする詐欺犯•小見浦に激昂し、ヘイトスピーチのニュースに感情を乱され、幼い息子にも声を荒げてしまう。それでいて、一番近しいはずの妻とは淡白なやり取りばかり。満ち足りているはずの生活のほころびが、次第にあらわになる。何不自由ないはずのこの生活は、本当に満ち足りていると言えるのか。そもそも、自分で望んだ生活なのかさえ、彼にはもう分からない。大祐の過去の謎に迫り、大祐と関わってきた人々の人生に触れるほどに、彼の心は揺らぎ、何ものかに追い詰められていく。一方里枝は、幾度かの喪失を経て、揺るぎなさを身に付ける。冒頭ではうつむき、今にも崩れ落ちそうであったのが、最後はしっかりと顔を上げてほほ笑む。中学生になった息子との、率直かつ親密なやり取りが忘れがたい。「ある男」たちより出番が少ないながら、安藤サクラの繊細な演じ分けは圧巻だった。些細なことではあるが、城戸たちが事務所でつまむものが、どれも外側と中身で成り立つ食べ物だったのも目についた。温泉饅頭、豚まん、そしてずんだ餅。皮とあん、それぞれの美味しさだけでなく、外と中のバランスが良く、一体であってこそ美味しい。例えるなら、里枝親子はごく普通のおまんじゅうだ。特別な食材を使っているわけでも、ネームバリューがあるわけでもない。でも、触れるとふっくらとして、手のひらに載せると程よい持ち重りがする。誰かと分け合って食べたら、きっとおいしい。とりとめなく、そんなことを考えた。
タイトルが地味だけど、こう言うしかない。自分は何者か、肩書や人種や国籍や、色々なものをはぎとって本質を見つめた時、残るものは何だろう。戸籍を入れ替えて過去も名前も捨てた男が死んで、彼が本当は何者だったのかを追いかける弁護士は国籍を日本に帰化した在日3世。自分は日本人か在日か、アイデンティティはどこにあるのかと問わざるを得なくなる。個人を個人として規定するものは、内面なのか、社会的な立場や評価、戸籍などの記録か、血筋なのか。自分はこういう人間だと内面で強く思ったとしても、世間は、犯罪者の息子は犯罪者の息子として扱ってくる。だから、自分は何の罪も犯していなくても犯罪者の息子として生きざるを得ない。戸籍を交換し、外面の肩書などを全て外した時に残るものはなんなのだろうか。「ある男」としか言いようがない存在になっても、何かが個人の証として残るものがあるのかどうか。自分に残るものはなんだろうと考えてしまった。
本作「ある男」の評論を当サイトに寄稿したので、このレビュー枠では補足的なトピックについて書いてみたい。評では原作小説を著した作家・平野啓一郎が提唱する“分人主義”に触れ、「対人関係ごとに分化した異なる人格を“分人”と呼び、それら複数の人格すべてを『本当の自分』として肯定的に捉える」と紹介した。この分人主義と対照的なのが、従来の「個人の自我が唯一無二でそれ以上分けることができない最小単位である」という考え方。この考え方に基づいて、現状の自分に何かしら不満を持っている人が、「本当の自分はこんなはずじゃない」「いつか真の自分に出会えるはず」と思い込み、“自分探し”の旅に出たりしたのだろうと想像される。だが分人主義の考え方に立てば、どんな相手といる時でも、どんな状況でも、どんな気分でも、いろんな自分があっていいのだし、それらもすべて自分として受け入れられる。映画に寄せて考えるなら、出自や戸籍にとらわれず、さまざまな人生を生きていいじゃないかという、ある意味ラディカルでアナーキーな思想ととらえることができる。自分の中の多様性を認めることは、他の人たちの多様性も認める寛容な社会につながるはず。小説にしろ映画にしろ、「ある男」に触れてそんな理念に近づく人が増えるといいなと願う。もう一つ触れておきたいトピックが、評の冒頭でも言及したルネ・マグリットの絵画『複製禁止』に関すること。映画の中に登場するのは原作小説の冒頭に書かれていたのを踏襲したからだが、それとは別に、映画オリジナルのマグリット絵画への目配せがある。美術好きならきっと気づいただろうが、それは妻夫木聡が演じる弁護士の城戸が死刑囚の絵画展で目を留めた、顔の中心が潰されたように消された肖像のスケッチ(小説では肖像画は登場せず、風景画の画風が似ていることで、城戸は“X”とその父の関係に気づく)。マグリットは、顔の位置に照明の光があって顔がまったく見えない絵や、顔の中央にリンゴが配されている絵などを描き、「描かれた顔=個人のアイデンティティー」という肖像画の約束事の脱構築に挑んだ画家でもあった。映画の製作陣がマグリット風に顔が消された絵を登場させたのは、分人主義に基づく物語で『複製禁止』に言及した平野の秀逸なアイデアへのリスペクトであり、映像としてインパクトのある実に映画らしい脚色と言えるだろう。
弁護士の城戸は、かつての依頼者・里枝から、亡くなった夫・大祐の身元調査をして欲しいという奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経験後に子どもを連れて故郷へ帰り、やがて出会った大祐と再婚、新たに生まれた子どもと4人で幸せな家庭を築いていたが、大祐は不慮の事故で帰らぬ人となった。ところが、長年疎遠になっていた大祐の兄が、遺影に写っているのは大祐ではないと話したことから、愛したはずの夫が全くの別人だったことが判明したのだ。城戸は男の正体を追う中で様々な人物と出会い、驚くべき真実に近づいていく。(解説より)再婚した相手が全くの別人で、その正体を探るというだけでもストーリー的におもしろみがあるが、なかなかに問題が複雑であった。死刑制度、人種差別等数々の社会問題が裏で絡み合う。さまざまな問題で、人生白紙からやり直したいと思う方もいるのだろう。最後、里枝が「全てを知る必要があったのですかね」というようなニュアンスの発言をしていたが、答えは人それぞれかなと思う。ただ間違いなく大祐が最期過ごしたひとときは、真実であったと思う。
小難しい話だったな人は知らず知らずのうちに人を色眼鏡で見る肩書きが乗っかれば目が曇る本質を見ることはなかなかないし、人と接する時に本当の自身を曝け出すことはない演じるのだ親に、友に、同僚に、対する人によって演じ分ける本当の自分?そんなものは分かりはしない本人にさえわからないのだから周りから色眼鏡で見られたくない!全く違う自分として人生をやり直したい!戸籍を変えたところで人間の本質は変わらない逃げ出した先に楽園などありはしないのだ人種差別も失敗した人を蔑むことも本質は変わらない人は異物を嫌う「嫌うな、違いを受け入れて認めてこそ寛容である」なんて傲慢な考えだろう受け入れない自由も尊重するべきだ本質的な解決なんかないんだろうなやはり折り合いをつけて生きてくしかないのだろうそんな話ではないけどそんな話の映画
集合体としての家族単体としての個人国籍と人間素朴な始まりは次第に人間の謎へこの映画役者揃いでしかも皆上手い出番は少ないが強烈な怪演を見せた柄本明さんは凄い。優れた俳優と思う。気になったのは映画としての印象で2時間は消化不良かそれとも妥当か…内容次第だけどあと30分、1時間…それが長く残る映画の分岐点だったかも知れない。ラスト近くでの少年と母の会話しっかりした言葉が印象に残る。※
戸籍を変えてまで、やり直したい人生。世の中偏見ラベルから逃れたい現実、大変面白く描かれていました。演じている俳優さんが、皆、演技が上手で、この世界に引き込まれました。
ミステリ・サスペンスかと思いきや、もっと人間の実存に迫るような物語だった。愛した人間が実在する人間ではなかったとき、愛もなかったことになるのか? 他人の人生を生きること、他人の人生を語ること。誰でも一度は、自分以外の人生を生きてみたいと思ったことはあるかもしれないが、自分以外の人生を生きることの虚しさとか寂しさも垣間見える作品だった。窪田正孝さんの殺人鬼の目が怖すぎた。実力派の役者さんばかりで、機微が伝わってきたけれど、たぶん小説のほうがガツンときそう。
序盤こそ、とある男の街にきてから結婚するまでの緩やかな日々が描かれていましたが、それが終わってからサスペンス色が強まりかなり引き込まれました。ラストがいまいちな感じはあります。自分の肩書きってなんなんだろうか、はたしてどれくらい意味があるものか考えさせられる作品です。
役者揃いで見応えがある。妻夫木聡が良い。安藤サクラも良い。窪田正孝もすごく良い。柄本明は安定の怪演。さらには息子役の坂元愛登はこれがデビュー作とは思えない程、思春期の揺れる心情を見事に演じていて、役にハマってた。(不適切にもほどがあるの主役二人はここで共演してたんだね)自分がどんな環境で生まれるのかは選べないから。。。誰にでも共感できる作品だと思う。最後までちゃんと見て!
映画評価:25点なんか良作風に作られてますが、実際は小難しくて、陰鬱で退屈。たぶん原作があると思うので、そちらをオススメしたいです(見たことないですが)まず『大祐』が死ぬまでの流れが急展開の連続でついていけない。それを、何とか飲み込んでその後の本題(大祐は何者なのか?)に入る訳ですがこれに関して「どうでもいい」ですよ。だって、私自身がまだ大祐に感情移入してないんだから。どこかの他人が、実は別人で、どこかで氏名の交換をして、ひっそりと生きていただけなんですから。安藤サクラさん家族からしたら、とても大事ですし、この作品の様な展開に繋がっていくのも解りますが。でも私にとっては、大祐と心を通わせる前にどんどん展開していくので本当にどうでもいい話しでした。この劇場版の最大の失敗は、その一番重要な感情移入させる工程を省略した事なんだと思います。[2025.2.20観賞]
サスペンス要素を持ちつつも深いテーマで重厚な作品でした。息子くんが、凄く良い!
ある男❇️『真木よう子さんの一人勝ち!』★彡どちらとも思える演技が凄い。🇯🇵宮崎県🔵かーるくあらすじ。老舗の旅館の弟と思われていた夫が、身元のわからない男だった⁉️妻のサクラに正体調査を頼まれた弁護士の妻夫木や家族の成長ダークドラマ。◉62点。★彡トラウマでの暗いストーリーでした。🟢感想。1️⃣『3人のトラウマの状況がいまいち伝わらない感じを受けた』2️⃣『真木よう子さんの演技が素晴らしい』★彡言葉では伝わらない仕草や表情、声のトーンなど素晴らしかった。一人勝ち🏅3️⃣『ラストの解釈は自分で作るテイストは⭕️』😢😨🦺🧤🥾🥃🏞️📲🪓🥊🧑🧑🧒
自分が見ている世界が全てでないことはわかっているけれど、自分の都合のよいように解釈している、思い込んでいることを思い知らされた。恭一の発言、最後の香織のスマホ。でも、これからも都合よく思い込み続けるんだろうし、それでいい場合もある。原作者の小説を読んだことがなかったが、他の本も読んでみたくなった。
見た後の余韻がある。ちょっと、自分を振り返る時間がほしくなる映画。スピード感はないのでゆっくり見る時間があるときに見てほしい。もし、明日が仕事なら見てはいけない。
こう書くと映画化する必要はないんじゃない?って思ってもいますが、
いやどうしてとっても面白くて見事に引き込まれました。
内容はどう書いてもネタバレに繋がってしまうので控えますが(控えざるを得ませんが)、珍しく視聴した日本映画としてまぁ見事!と評価しておきます(最後は蛇足)。
気になる点をあげるとすれば、ざらついた印象を全体に込めたかったからだろうと敢えて言っておきますが、
妻夫木さん、安藤さん、窪田さん+αを良い方に際立たせるために、他の人物を軒並みうんざりするような、とにかく強い嫌悪感を感じるような、そういう極端な設定と演出で徹底している点にあります。
ここはとても不自然で気持ち悪かった。
これ、主演は妻夫木聡さんなんですね。
ストーリーは亡くなった夫が戸籍上の別人だったところから、弁護士に身元調査の依頼をするという内容ですが、前半の安藤サクラさんパートがそれなりのドラマになっていたので誤認していました。
弁護士の在日設定や妻の不倫などの回収されない伏線といまいち盛り上がりに欠ける展開、残された子供たちのその後も中途半端なので、主題がボケてしまったように感じます。柄本明さんの怪演も余計だったような……。
とてもいい役者さん揃いの映画なので、ちょっともったいない。
ミステリー要素も題材も面白いんだけど、問題解決や推理があまりにも偶然頼みすぎてちょっと興ざめでした。でも、映像の描き方は伝わりやすいし、息子の苦悩や主人公の持つ背景などそれぞれの登場人物をていねいに扱っているので良かったです。
どんでん返しの要素もあります(なくてもよかったようなものですが)。息子が最後に放つ「父さんがどうしてあんなにやさしかったのかわかった」というセリフがこの物語の全てを表していると思います。他の口コミにもあるラストシーンはオープニングシーンと関連していますが、これはどう評価したらよいのか…
過疎村の文房具のシーンから始まって、安藤、窪田、妻夫木、柄本とクセのある人々が登場し、謎が解明されるまで一気に見せてくれる快作です。動画チャネルで映画みるとどうしても途中でトイレ言ったりコーヒー入れたりの、集中力が途切れるのに、この映画はテンション下がらず良かった。窪田は地味でおとなしい風貌だが、奇妙な流し目など、狂気を散りばめた役には向いてそう。でんでんや河合優実など脇もうまく最近みた邦画の現代作品のなかでは優秀です。ただし。。在日の安易な扱いには異論あり。在日には光と影がある。一方的に被害者風の匂いで描くのはフェアではない。在日の人物を犯行の重ね合わせをするラストシーンはイマイチ。
男優さんのキャストは好みだったけど女優さんふたりが違うかな。せっかく面白いのにひとりの女優が強すぎる気がしてなんかもったいない。作品にあわないのかな。
他のコメントでもありますが、最後は北朝鮮に拉致されたみたいなオチにするのかと思いきや
普通に「よかったね」で終わったの笑ってしまった
あんな盛大な韓国と北朝鮮のフリ作っておいて、日本人同士が戸籍をスワップしただけって……
これで日本アカデミー賞取ったって聞いて、インディー映画のほうが良い映画いっぱいあると思いましたね
在日の差別に関する映画なら、そのテーマを最後まで描き切ってほしかったです
そして、最初にインパクトがあるだけで、戸籍スワップの意味がないです
戸籍を交換したことの辛さや過酷さ……全く描かれません
ミステリーなら戸籍を交換した方法とか説明されるのかと思ったんですが、それもないです
子供のころ漫画やゲームを貸し借りしてたのと同じような感覚で戸籍を交換してて笑いました
じゃあ、保険証はどうなっているか?
運転免許はどうなっているのか?
疑問は残るばかりですね
戸籍を交換した話なのか、在日の差別の話なのか、罪人の家族の話なのか……
テーマが二転三転して追いついていけません
あと、安藤サクラは最後に何を乗り越えたのか……
というか安藤サクラが途中から全くでてこなくなって……うーん……
各登場人物は「辛い」しか言ってなくて、なにを克服したのか分かりません
褒めるところがあるとすればテンポだけはいいのでサクサク観れるところですかね
これがアカデミー賞になるって……黒澤明のような映画監督はもう現れないのでしょうかね……
ラストシーンで主役は圧倒的に妻夫木聡だと理解しました。
予告で内容を知っていたので序盤は「あ〜〜〜死んじゃうのかあ〜〜」って思って見てしまったので、縁起がいいだけに勿体無い事前情報だったかな。
妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、柄本明の名役者の中になぜ真木よう子?!?!って思って見てたら最後に合点がいきました。
題材の主軸がありそうでどれも深く掘り下げないまま終わってしまうので、名役者が若干勿体無いような気がしました。あと小藪さんの髪型が個人的にツボでした
安藤サクラさんもとても良い女優さんだと改めて思いました。
それを思うと少しストーリーが弱いかなとも思いましたがしっとり深くなんとなく引っ掛かりの残る日本映画、とても良かったです。
映画「ある男」の出演(キャスト)
-
-
くじゃくの舞
ブログを書いて飯を食らうWEBライター。
動画配信サービスを利用して映画、ドラマを見放題で視聴することにこだわった情報を配信中。
-映画作品
-きたろう出演の映画作品一覧, カトウシンスケ出演の映画作品一覧, モロ師岡出演の映画作品一覧, 仲野太賀, 妻夫木聡出演の映画作品一覧, 安藤サクラ出演の映画作品一覧, 小籔千豊出演の映画作品一覧, 山口美也子出演の映画作品一覧, 柄本明出演の映画作品一覧, 河合優実出演の映画作品一覧, 清野菜名出演の映画作品一覧, 眞島秀和出演の映画作品一覧, 真木よう子出演の映画作品一覧, 矢柴俊博出演の映画作品一覧, 窪田正孝出演の映画作品一覧, 緒方義博出演の映画作品一覧, 芹澤興人出演の映画作品一覧