この記事では、2023年09月01日に公開された映画「こんにちは、母さん」の動画はどこで見れるのか?また映画の情報やあらすじ、キャスト、レビュー、予告編動画、DVD&Blu-ray情報などを紹介します。
映画「こんにちは、母さん(吉永小百合主演)」の予告編動画
映画「こんにちは、母さん」の動画配信サービスの情報
映画「こんにちは、母さん」のDVD&Blu-ray
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映画「こんにちは、母さん」の動画情報
映画「こんにちは、母さん」の作品データ
- 作品名:こんにちは、母さん
- 監督:山田洋次
- 脚本:山田洋次, 朝原雄三
- 製作会社:Shochiku, Amuse Creative Studio, Kinoshita Group, TV Asahi, Sumitomo Corporation, Shochiku Broadcasting, AMUSE, Hakuhodo, Hakuhodo DY Music & Pictures, Yomiuri Shimbun Company, GYAO, Asahi Broadcasting Corporation, BS Asahi, Nippan Group Holdings, CREATIVE OFFICE CUE, Kodansha, Nagoya Broadcasting Network, Hokkaido Television Broadcasting, Shizuoka Asahi Television, Kyushu Asahi Broadcasting
- 配給:情報なし
- 公開:2023年09月01日
- 上映時間:110分
映画「こんにちは、母さん」のあらすじ
大会社の人事部長である神崎昭夫は、職場では常に神経をすり減らし、家では妻との離婚問題や大学生の娘との関係に頭を抱える日々を送っていた。そんなある日、母・福江が暮らす下町の実家を久々に訪れた彼は、母の様子が変化していることに気づく。いつも割烹着を着ていた母は艶やかなファッションに身を包み、恋愛までしている様子。実家にも自分の居場所がなく戸惑う昭夫だったが、下町の住民たちの温かさや今までとは違う母との出会いを通し、自分が見失っていたものに気づいていく。
映画「こんにちは、母さん」のレビュー&見どころ(評価・ネタバレ・感想)
映画,comAmazon PrimeTMDB
山田洋次が吉永小百合主演で描く"母3部作"の3作目は、東京の下町で細々と足袋屋を営む母が、会社のいざこざで悩んでいる息子の前で、誰かに恋したことを打ち明ける。過去の2作とは随分ムードが違うが、母と息子の周辺では今の日本社会から取り残された人がいたり、下町の人々の温かい日常があったりと、いつのも山田映画がベースにはある。最も違うと感じたのは、大泉洋演じる息子を悩ませる会社の同僚を演じるのが、吉岡秀隆ではなく宮藤官九郎だったり、母の友達の1人をYOUが演じるなど、比較的新しい顔が脇で存在感を発揮している点。山田映画は細部でアップデートされているのだ。撮影ではテイク数が多いことで知られる山田演出に、同じ脚本家でもある宮藤がどう対処したのか?なぜ、YOUは誰よりも自然な演技に徹することが出来たのか?聞いてみたいことはいっぱいある。何よりも、最後まで人の心に寄り添い、駆け抜ける山田洋次作品の脚本力を改めて痛感する最新作だった。
家族と親子を描いてきた松竹映画らしい作品であり、間もなく92歳を迎える山田洋次監督が改めて原点回帰した、“母と息子”の新たな出発の物語です。吉永小百合と大泉洋の組み合わせが素晴らしい効果を発揮しています。吉永の映画出演は123本目で、山田組は6本目、「母べえ」「母と暮せば」に続く「母」3部作の3作目。大泉は山田監督の映画出演は初(ドラマで山田監督が脚本を務めた「あにいもうと」に参加している)となります。大泉が製作発表時に「あの吉永小百合から、大泉洋は生まれない」と自虐的にコメントしていましたが、山田監督の演出による母と息子としてのふたりの掛け合いは心地よく、お互いに俳優としての新たな魅力を引き出し合っているように思います。なお本作には、冒頭や所々にインサートされるビルや下町の景色、昔ながらの日本家屋でのエピソード、目線を少しだけずらした人物を正面から捉えたショットの切り返しによる会話やテンポなど、山田作品でありながら、小津安二郎監督作品の面影を想起してしまうようなカットやシーンが散見されます。もちろん山田監督は意識して撮っていないと思いますが、そんな見方でも楽しめる作品です。
個人評価:3.9近年の山田洋二作品で一番好きな作品であった。当時の『男はつらいよ』を見ている様な作風で、起承転結とわびさびが効いた物語だった。永野芽衣も山田作品にあっており、黒木華、蒼井優からのバトンをしっかりと受け継いでおり、見事に同系の女優をキャスティングしている事がわかる。御年93歳でまだまだ当時の現役を感じさせる山田作品は素晴らしい。
…心落ちつける家家に(実家)に帰ると母が優しく迎えてくれる疲れたからだに何気ない日常が"癒し"をもたらせてくれる何もかもが許される場所母が暮らす家大泉洋と吉永小百合の二人がちょっと可笑しな感じで笑わせてくれるそこに娘孫の永野芽郁がいい感じで絡んでくる母のご近所の仲間も楽しくて母を取りまく人たちは皆が優しいただ一つ気がかりなのは…母の恋心・・に悩むが。ちっちゃな出来事は日常茶飯事でも、そんな中でもどこかほっとする…母さんのいる"家"幼い頃からず~と住んでいた"家"そこには優しい母さんの姿があるそこに帰ると懐かしさを覚えていつもの母さんのいる"幸せ"を噛みしめて彼の頬に涙が…流れるほんのりと温かな気持ちになった
安心してみられる娯楽映画。大泉洋の演技には寅さんぽさを感じた。奥さんが誰なのか最後までわからなかったけど、ちょっと気の毒。いや、仕事のことも考えるとかなり気の毒。吉永小百合の廃れた感じは新鮮でしたが、やっぱどうやっても上品なんだよなぁ。
主人公(大泉洋)は大企業の人事部長、妻とは別居中で一人娘も妻と一緒。母(吉永小百合)は主人公の生まれた東京下町に一人で住んでおり、足袋の職人をしている。リストラの担当なので気が滅入ることも多く、気分転換に母に会いに来たが、娘もいたので驚く。もう一つ驚いたのは母に好きな人(寺尾聰)ができたことだ。さて、どうしようか。
吉永小百合の下町の女将さんって、ちょっと。でも、面白かった。
社会派。凡庸だけどよくできてる。登場人物が説明的セリフを喋りすぎるのも。脚本はよくできているけれど、ジェンダー観は古い。それがもう見てられない。大泉はいい。吉永の表情はワンパかも。吉永の素直さ、明るさがいい。ラストシーンへの展開、素晴らしい。
もうすぐ80歳になる吉永小百合が、美しすぎる肌のツヤも動きもセリフの滑舌も、あの年齢のそれではない良い意味でお化けだよなぁ大泉洋も頑張ってたとは思うただ、脚本が、なんともダサいセリフが陳腐映画の中での笑いのセンスもついていけない観ててクスリともしなかったし、笑えない宮藤官九郎は、そういう設定だから仕方ないのだろうとは思うれど、まるで大根役者!中学生の劇?わざとそれを演じているのだとしたら、助演男優賞をあげたいくらいだ寺尾聰も然りこんな評価をして、ご高齢の監督に申し訳ないけど、年齢を加味した評価なんてしたら、逆にご本人に対して失礼な気がする
母さん年々歳をとると子供だったり、会社だったり、親の介護だったりと悩みは尽きない。母さんとは、いつの日か、さよならもくるわけでそんなこんなの日常に共感しつつもまったりと楽しめる映画でした。
毎度お馴染みの寅さん系昭和ノスタルジー映画なのであろうか。それとも松竹の大先輩である小津安二郎や成瀬巳喜男へのオマージュ作品なのであろうか。私の拙いデータベースを紐解いてみても、どうも元ネタらしき作品が思い浮かばないのである。冒頭のビル群を写し出した空舞台演出は確かに小津っぽいし、吉永小百合演じる母さんの再婚を心配する息子(大泉洋)という構図は、紀子三部作の変型バージョンなのかもしれない。しかし、山田洋次の最新作は今までにない新機軸性を感じるのである。ヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』の主人公役所広司演じる平山的生き方に、現代に生きる孤独な若者が多数共感を寄せた事実と、何かしら関係があるのだろうか。大手自動車メーカーの人事部部長である神崎昭夫(大泉)は、会社のリストラに神経をすり減らし、妻とは別居中で離婚秒読み状態、娘の舞(永野芽郁)は妻の家を飛び出して浅草で足袋屋を営んでいる福江(吉永)の家に入り浸りだ。「セキュリティがきっちり管理されているマンションよりも、いつも扉は開けっ放しで人が自由に出入りできる」実家が大のお気に入りなのである。昭夫がストレスを溜め込んでいるサラリーマン生活と、そんな競争社会がらドロップアウトしたホームレス(田中泯)の路上生活が対照的に描かれながら、その中間に位置づけられるのが、福江が通う教会の牧師(寺尾聰)が主宰するボランティア活動なのである。コロナ禍を契機に、日本企業はリモート就業を拡充、雇用の安定しない非正規や派遣社員が大半をしめ、例え大企業に就職しようとも定年まで勤めあげられる社員などほんの一握りに過ぎない。米国流の自由競争式社会でストレスを溜め込まない方が不思議なくらいだ。0(ホームレス)か1(企業労働者)のデジタルな日本社会に疲れきった昭夫や、それを生理的に拒否する女子大学生舞なのである。そんな昭夫や舞が癒しを求めて逃げ込んだ場所が、年金をもらいながら福江が細々と営業を続けている足袋屋「かんざき」なのだ。“とらや”そっくりの間取りの居間には、牧師やボランティア仲間が集い笑い声がたえず巻き起こる。独居中のマンションに帰っても話し相手はルンバだけという昭夫にとっても、母さんのいる実家が素晴らしく居心地がいいことに気がづくのである。デジタル最前線をいくあのアメリカでさえ、カードやスマホ決済にはよらない現金決済が、最近若者の間で流行っているのだとか。何を言いたいのかというと、コスパやダイパを最大限に追及しようとしたデジタル社会はいずれ人間に多大なストレスをもたらすということなのだ。そんな社会のトレンドをいち早く察知しシナリオに盛り込んだ本作は、やはり新機軸とは言えないだろうか。“心の足し”となる🍘作りや、足袋サイズの手計測など、単純なアナログ回帰ではない“手触り感”が人生やり直しのキーワードになることを、山田洋次は感じていたのではないだろうか。くしくも、巨匠ミケランジェロ・アントニオーニが『太陽はひとりぼっち』の中で警告を発したように、“手触り”の有無が人間の不安感を軽減したり、増幅したりすることを、山田は憶えていたのではないだろうか。この映画には、吉永小百合が、ホームレスの田中泯や牧師の寺尾聰、息子の洋や孫の芽郁に直接素手で触れるシーンが数多く登場する。山田や吉永が普段痛感しているであろう“老いへの不安”もまた、“触覚”によってある程度解消できるのかもしれない。いや、きっとそうに違いない。
山田洋次監督の映画の中の性善説の世界は、しんどくなった心を解放する効果があるに違いないのだけれど今回は映画にするほどかな感があった気がする。永野芽郁ってこんなに棒演技みたいだったかしらと思ったからなのかダラダラ感をすごく感じた。
吉永小百合は元からだが、ほぼ全員の演技がぎこちないのは演出か。このボー読みは一体何なのだろう。ストーリーもぎこちなく辻褄が合わず、表面だけなぞられても鼻白むだけ。映画館で観賞する気はもとよりなかったが、BDで観ても辛かった。もう感想も書きたくないレベルだが、加藤ローサだけには+☆1つ。美しく老いるというのは若作りするということではあるまい。相応に枯れていくことだろう、樹木希林のように、そして本作ではイマイチだった田中泯のように。
ザ・昭和の母親。この映画を見て、まだ元気な母の事を考えた。いつまで経っても、心配してくれるし、逢いに行くと嬉しそうにしてくれる。母にはいつまでも元気でいて欲しい。
どろどろ劇やハラハラサスペンスなどを観たい気分でない時、眠りにつく時などにぴったりの作品だと思います。ほっこりします。吉永小百合の美しいこと。80歳になるなんて信じられないほどの自然な美しさ。彼女の東京弁も好きだなぁ。大泉洋演じる息子が大人で、恋する母親を愛おしそうに見る目がステキ。観て良かったと思える作品です。
山田洋次監督作品で日本映画というほのぼのした映画です。悪くは無かったです。
人事部長役の大泉洋は、同期の親友が早期退職のリストに載っていることを黙っており、同期役の宮藤官九郎になじられる。私生活でも妻と別居して大学生の娘は、母親役の吉永小百合の家に居候するようになる。吉永は教会の牧師役の寺尾聰に恋をする。全てがうまくいかないが、大泉は親友を守るために自分の心のままに行動する。登場人物の内面を丁寧に描いており、感情移入できる秀作。
ずっと観たかった「こんにちは、母さん」を観た。寅さんのようで、期待通り。良かった。何気ない日常の様子。身近にありそうな話。話の世界観に入り込めた。親子。大切だ。
この年齢の男、仕事に妻にがんばれども味方無しの八方塞がり感。
いやされるのは、実家であるか。
気恥ずかしさも覚える母に実家に甘える感じ。
そんな時期をあるなぁと、共感してしまう。
共感できないのは、後先考えない選択。
これから、どうして生きて行くのか?
ま、これから考えるのか?
母も母で、あそこまで、しっかり生きてきたのに男になよるな。
田中泯さん、すごかった。
すざまじかった。良かった。
田中泯さん演じる、イノさん。
もっと深掘りしてほしかった。
お母さんの恋はどうなるんだろうと興味津々でしたが
「失恋」で終わったのでちょっと驚いたり、いや、当然かなと思ったりした
最後まで見たらああそうか、シリーズ物の第一作なんだとわかった
次回、お母さんにまた新たに好きな人ができるとしたら
寅さんのマドンナにあたる男優が楽しみだし
小百合さんがこの年齢で寅役を演じるシリーズになったら
女優さんとしても快挙ですね
映画「こんにちは、母さん」の出演(キャスト)