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映画「すずめの戸締まり」のサブスク動画フル配信視聴サイト一覧

2025年3月30日

この記事では、2022年11月11日に公開された映画「すずめの戸締まり」の動画はどこで見れるのか?また映画の情報やあらすじ、キャスト、レビュー、予告編動画、DVD&Blu-ray情報なども紹介します。

映画「すずめの戸締まり」の予告編動画

映画「すずめの戸締まり」の動画配信サービスの情報

映画「すずめの戸締まり」のDVD&Blu-ray


映画「すずめの戸締まり」の動画情報

映画「すずめの戸締まり」の動画フル映像

映画「すずめの戸締まり」の作品データ

  • 作品名:すずめの戸締まり
  • 監督:新海誠
  • 脚本:新海誠
  • 製作会社:CoMix Wave Films, Story, Lawson Entertainment, jeki, voque ting, KADOKAWA, Aniplex, TOHO
  • 配給:情報なし
  • 公開:2022年11月11日
  • 上映時間:122分

映画「すずめの戸締まり」のあらすじ

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。 扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。

映画「すずめの戸締まり」のレビュー&見どころ(評価・ネタバレ・感想)

上部メニューのタブをクリックすることで、「映画.com」「Amazon Prime」「TMDB」でのレビューが見れます。

映画,comAmazon PrimeTMDB
視聴者
視聴者
2023年の初めに鑑賞。集大成ということもあって、新海誠の本気が伝わってきた作品でした。これまでは背景と挿入歌を強調したものが多かったですが、今作はストーリーに力が入っている印象を受けました。扉から災いが広がっていく光景はコロナ禍を連想させ、そこに過去に起きたあらゆる大震災を「これでもか!」と思うぐらい詰め込まれていました。そのため、今まで以上にスケールが大きくなっていました。このときは驚きや恐怖など、自身の感情がジェットコースターのように激しく変化しました。それと同時に穏やかな日常は長く続かず、後戻りできない現実を乗り越える必要があるように捉えました。ここから、何事もない日常を過ごすことがどれだけ幸せなのかを改めて実感しました。今回の登場人物も個性的でした。主人公の鈴芽は表情がとても豊かで、彼女の仕草を眺めているだけでも楽しめました。また、椅子に姿を変えられた草太も、彼の言葉やコミカルな行動につい笑ってしまいました。そんな二人が九州から東京までの旅を通して様々な人と出会い、それぞれの現実と向き合いながら成長する姿に感情移入できました。気になった点としては、繰り返しや急展開が多かったことです。前半は日本各地にある災いの扉を閉めることが主なので、その展開が何度もあったため単調に進んでいるように見えました。また、全体的にテンポが速いように感じました。これは長く視聴するのが困難な人でも見やすいようにしているかもしれませんが、個人的には後半から急激に変化する登場人物の心情に納得することができず、「あれ?」と思うような違和感を覚えました。それでも、一つの物語として綺麗に成り立っており、必ず明るい未来が待っているメッセージ性が伝わってきた映画でした。新海誠が好きな人なら間違いなく楽しめるので、この機会に観に行くことをおすすめします。
視聴者
視聴者
新海監督は、10代20代の世代と東日本大震災の記憶が共有できなくなってゆくことを恐れて、今回あえて直接的な表現に踏み込んで本作を作ったという。震災のインパクトは当時日本にいた人間にはみな刻まれているが、その時の個人的経験や心に受けた影響はひとりひとり違っているはずだ。現実の事象に触れる作品を見る時、そういった個別の記憶の作用から逃れることは難しい。その感想が作品の出来を超えてさまざまになるのも当然のことだと思う。映画レビュー全般に言えることでもあるが、このような性質を持つ本作は特に、他のレビュアーの自分と違う評価を安易に貶めるということはあってほしくない。当時幼な過ぎて、大人が受けたほどのインパクトを心に留めきれなかった年齢層に訴求する作品を見て、今も強烈な記憶を抱えた客層の反応が敏感になるのは十分あり得ること。もしそこから批判が生じても、監督は甘んじて受ける覚悟を持って本作を作ったはずだ。監督の12歳の娘には、震災にまつわる記憶が全くないという(考えたら当然だが)。そういった身近な若い世代から、監督は震災体験が風化する危機を肌で感じた。ダイレクトな映像表現はその危機感の表れとも言える。ただ、インタビューなどから伝わる監督の覚悟と、東日本大震災の直接的な描写があることにほぼ言及しないプロモーションには何だかズレを感じた。地震描写や緊急地震速報についてあらかじめ注意を促すなら、直接的な描写のことも合わせて言及しておいた方がよかったかも知れない。見る側に抵抗があれば鑑賞を回避するか、あるいは心の準備をするかという対応の余地が出来て、ネガティブな反応の内容もまた違ったものになったのではと思う。全然別の作品の話で恐縮だが、以前ある飛行機事故の生々しい描写を含んでいるのにプロモーションでは意図的にそのことを隠した舞台を鑑賞したことがあって、我ながら意外なほどショックを受けた経験がある。人にもよるだろうが、受け身を取る準備をさせてもらえるかどうかの違いは結構大きい。個人的には、今回あらかじめ他の人のレビューなどで震災描写について把握していたこと、作品の外ではあるが監督の意図を知れたこと、エンタメとして映像・音響中心に相当質の高い作品であること(重いテーマだからこそキャッチーな要素があることは大切だと思っている)から、本作を概ね好意的に受け止めている。「君の名は」「天気の子」より若干ジュブナイル感が薄らいだ分むしろ見やすかった。ただ、本作によってあの苛烈な震災の記憶を、監督の目論見通りに若い世代に伝えていけるかというと、正直よくわからない。私がターゲットから外れた世代だからというのもあるだろうし、そもそも本作はあくまで、過去になりつつある震災の記憶に目を向けさせる呼び水のような位置付けなのかも知れない。母を亡くした鈴芽の孤独、彼女を引き取った環の秘めていた心情、普遍的に訴求力を持ち続けるのはこの辺りの描写だろうか。(環がぶちまけた本音(操られてはいたが本人もそれだけではないと言いつつ認めている)は、心理描写としては一番生々しくて重い場面のひとつだったが、さっくり解決したのは少し拍子抜け)暗がりで燃える街並、ビルに乗り上げた船、こういった風景描写は当時実際の体験や報道映像で耳目に触れ脳裏に刻まれている年代にとっては、記憶通りであるがゆえに異様なほど生々しい。しかし監督の危惧通りこの臨場感もまた、世代の移ろいとともに古びたものになってゆくのだろう。想像よりずっと早く。
視聴者
視聴者
本当に素晴らしかった。この可愛らしい響きを持つタイトルが、ひとたびスクリーンという扉をくぐり抜けると、途端に深い意味合いへ変わる。冒頭差し込まれる記憶。その全てが荒廃した様子から、本作がやがてどこへ行き着こうとしているのか、我々は自ずと気付くはずーー。しかしそれにしても猫を追いかけ、すずめと椅子が日本各地を転々としていく筆運びには心底唸らされた。所々で宮崎作品の記憶が不思議と蘇ったりも。そこで描かれる人情模様、巻き起こるファンタジー。二人は戸を締める時、かつてそこにいた人々の暮らしを強く思い浮かべる。そういったささやかな日常がいかに掛け替えのないものであったか。この主題はラストに向け大きな響きとなり、我々はすずめの勇気と行動を応援しつつ「決して忘れまい」という思いを新たにする。世界が揺れる今、これは日本だけの物語とは言えなくなった。揺るぎない普遍性を持った作品として深く広がっていくはずだ。
視聴者
視聴者
「君の名は。」と「天気の子」の新海誠監督作品に共通する独特な特徴に、月刊オカルト情報誌「ムー」の登場シーンがあります。 確かに、2作品とも超常現象的なものが題材となっています。そして、本作では、「地震」をオカルト的な捉え方で表現しています。オカルト情報誌「ムー」のような発想をPOPなアニメーション映画として「エンターテインメント作品」に仕上げる、というのは容易いわけではなく、独自性のあるアプローチだと思います。さらに本作では、前2作品とは違い、「歌」を全面に出すことをせず、主人公の「すずめ」と「草太」が猫を追って旅をすることをアクションシーンなどを織り交ぜながら、会話をベースに物語が進んでいくので本領が試される作品と言えます。作画や背景のクオリティーは、良い所に落ち着いてきた印象でした。ただ、リアルに近付こうとするほど、不自然さが同時に見えてしまう難しさも出てきます。例えば、最初の「すずめ」が登校中に引き返して水の張った扉のところに行くシーンは、宮崎駿監督作品であれば、せめて靴下は脱いでいたと思われます。また、「すずめ」と「草太」が出会うシーンも印象的で良いとは思うものの、急な坂を自転車で下る「すずめ」が「草太」の姿を見て、顔を赤らめ「綺麗」とつぶやきます。ただ、その直後の映像は、「草太」と「すずめ」の位置は、かなり距離があり、容姿どころか性別も判別できないような状況になっています。物語の展開として「1匹の猫を追いかけて旅をする」というのがあり、ここは「#」が付くことでSNSで追うことができるとなっていますが、論理的にリアルに徹し切れていない面が見えてきます。それは、世の中の人にとっては「ただの1匹の猫」であって、「話す特別な猫」ではないからです。もし後者として物語を進めれば、「話す猫」は注目に値するので、誰もが気になります。ところが物語は前者で進めているため、仮に誰かがSNSで写真をアップしようと、世の中は無関心で、ましてや、それを瞬時に「すずめ」がスマホで見つけることには繋がらないからです。このような脚本や物理的な考察の部分は、気になる点が散見されます。とは言え、雰囲気で見るようにすれば、エンターテインメント作品としては成立していると思います。そういう視点では、「君の名は。」のようにリアルさからは遠い作品の方が、面白く感じる面があると言えそうです。
視聴者
視聴者
自分が辛い思いをして、幸せな生活を守る側に立つ。何気ない今の明るい震災地の画像に心が痛む。
視聴者
視聴者
女子高校生がイケメンと異世界で暮らすバディものみたいなイメージを勝手に持ってしまって観ず嫌いしてたんだけど、じつはいろいろ上手くできとるわ(一時的四国弁モード)。冒頭から廃墟の災いという重めの題材を示しながら前半は先の読めない、そして後半はあの日の収束点に向かう王道ロードムービーに目が離せなかった。計算し尽くされた巻き込まれ冒険譚に少しカリオストロ味を感じた。日常を逸脱しない非日常の挿入、アニメーションならではの壮大な表現、リアルに徹した演出、、そして見事なラストの回収。日本映画の世界収入ベスト4になるだけのことはある。
視聴者
視聴者
どこがいいのかわからない物語でした。主人公が被災者で、故郷に戻って過去を清算、死んだ母と同じ職業を目指すことを決意する、というお話を、ファンタジー要素をミックスして作り上げたって感じです。無駄にファンタジーの設定を盛りすぎかな。深掘りしないまま進んでいくので消化不良ですし、その分、主人公やヒーローの掘り下げが不十分だったので最後まで感情移入ができなかったのが残念です。まず見終わった後の感想が、大臣何だったの?なんか可哀想…。だったので、私には合わなかったんだと思います。映像と音楽はとてもよかったです。
視聴者
視聴者
震災の扉の鍵を閉める。一目惚れした男性が椅子にされ、それを起こした猫を追いかけるロードムービー。猫が悪役かと思えばそうではなく、東日本大震災で自身が被災者でその扉の鍵を閉める。色々な災いを封じる設定が良く解らない。数々の震災の跡地で扉の鍵を閉めるがミミズの事も良く解らない。兎に角、神がかった話。
視聴者
視聴者
想定外の感動、東日本大震災に連携して人間の在り方と生きる目的を語る。災害を防ぐべく戸締りを続けるが、要石の役割、大臣達の葛藤、読み取り方は千差万別。国内旅行の際の各地の映像精度が高く、アニメ技術の精緻さに改めて刺激を受けた。
視聴者
視聴者
この傑作映画の為に用意された圧倒的な映像美とテンポの良いストーリー展開、個性的なキャラクターたちとその声優陣。映画としての何もかもに最高点が与えられて良い。「君の名は」彗星を「天気の子」は異常気象がテーマであったが、それはこの「すずめの戸締まり」を作るための伏線ではなかったのか?と思えるほど地震の存在を大胆な発想と迫力ある映像で描き切ってきっていた。映画を観終えてからも沢山の印象的な場面が今も私の頭をよぎってくるが、鈴芽が4歳の時の絵日記が3月11日からは黒いクレヨンで塗りつぶされていたシーンからは、私の涙腺は崩壊し、タイトルバックが流れるまで嗚咽を抑えていた。近くにいた方には申し訳なかったが、気持ちはわかってもらえたと思う。大切な人と観る映画である。
視聴者
視聴者
日本の横軸と縦軸を織りなす災厄に向き合ってきた歴史観、世界観、宗教観。ロードムービーの美しい雰囲気も。繰り返し見たい金字塔。
視聴者
視聴者
映画館でお金払って鑑賞。結論から言うと、"がっかりのその先"を初めて味わいました。ご都合主義万歳。ファンタジー万歳。無理やりなドンデン返し万歳。そしてそこに今回はなんと!魔法と恋愛エッセンスもぶち込んでおきました!的なカオス映画です。辟易とする映画の典型という印象でした。ここまでなら『がっかり』で済んだのですが、問題は3.11のリアルを中枢のテーマとして盛り込んじゃっていた事。感情は『製作陣に対しての絶望』まで達しました。この作品に対して期待をし過ぎたのだと思います。少なくともこんな内容と知っていたら絶対に自分は観に行きませんでした。ご都合主義ファンタジー恋愛魔法どんでん返しパクリ詰め込みアニメと、あの悪夢のような現実を一緒くたにして描くとは...。今も震災によるPTSD等に悩んでる方々を、更に苦しめる事、リスク分かっててこの映画作ったってことですよね?興行収入や名声に目が眩むと、こんな鬼畜の所業を成す人もいるんだなぁと、悲しい気持ちになり、ある意味勉強になりました。新海誠作品バイアスがかかりすぎて、絶賛しまくっている人に対しても少し怖さを感じます。『君の名は。』は確かにレベル高いと思えた作品だったので、新海誠ファンの考えが全く理解できない訳では無いですが...。☆0.5は映像作った人たちとラッドウィンプスに対しての分。
視聴者
視聴者
最近新海誠監督に興味が出てきたので、この作品をもう一度見返した。やっぱり胸が熱くなる作品だった。この作品の根幹的なテーマは「人の想い」だと思うが、それが物質化するとどうなるのかを想像した物語なのだろう。この人の想いというものを群像化することに挑戦したのがこの作品なのかなと思った。ただ、現世と常世とうしろ戸の設定に微妙な疑問は残ってしまった。また、主人公の名前がスズメ 漢字では鈴芽と書くようで、母の名前がツバメ?この名前の設定の意味も謎だが、もしかしたら巣立ちを象徴しているのかもしれない。このあたりの細かな想いの散りばめも彼の作品らしいところ。さて、人の心という謎タマキのように本心というか、腹の奥にある想い、ネガティブな感情時にそれは決して言ってはならないと封印されていて、おそらく誰もがその封印した想いを持っている。巨大な黒猫の左大臣はタマキのそれを解き放った。それが、時には解き放たれるべきなのかどうかについては、私にはわからない。タマキのように直接本人に向かって言うのが正しいかどうかの答えも出そうとは思わない。おそらく一般的にそうだと思うが、この物語のように時と場合によっては本人に言うべきケースもあるのかもしれない。この作品は東日本大震災をモチーフにして、日常というものがどれほど大切な宝物なのかを再確認させてくれる。幼いスズメが母を探し回る光景は、あの場所で生き残ったすべての人がしていたことだ。亡くなった方々の想いは、要石になったソウタによって代弁されていた。「もっと生きたい」廃墟に佇む「うしろ戸」かつて賑わっていたいた場所のいま忘れ去られて取り残されてしまった場所に残る人々の想い物質はすべて形成された直後から崩壊に向かって進むが、人の想いは崩壊することはないのかもしれない。エントロピーの法則遊園地のうしろ戸もまた、当時の人々の思いが詰まった場所楽しさや喜びというエネルギーとネガティブな感情のエネルギーこの物質世界では見ることはできなくても、それは確実に存在するというのがこの物語の設定だが、それを現世と常世で表現している。魂 人の想いが行きつく先 常世3本足のイススズメの母がこさえたイス「いつまでだったかな、ずっと大事にしてたのって」この言葉にこの物語の核心が隠されているように感じた。消えるはずのない思いが、いつの間にか忘れてしまうこの世界。捨てられる「想い」忘れられる「想い」当時感じた感情は、本当に失われてしまうのだろうか?これが監督が彼自身に問いかけた言葉だったのかもしれない。閉じて封印する本心誰もが日常的にするこの行為しかしそれは消えることなくずっと封印された場所で燻り続けているのだろう。そして何かの時に、それは一気に爆発的に噴出する。それが人で、それをタマキに代弁させた。束ねられたその封印されたネガティブな想いが、常世の中にあるというこの物語。閉じ師陰陽師的存在によって、人間の心の秘密を暴き、現世と常世を隔てるうしろ戸を封印する仕事。さて、、要石にも「想い」があるのだろう。この作品の原動力ソウタのセリフ「気まぐれは神の本質」の一言で、ダイジンの不可思議な行動を説明してしまっている。左大臣は、ダイジンが引き抜いたから出現したのだろうか?左大臣が大人の猫であることと彼が「人の手で元に戻す」と言っていたので、小さなダイジンは子供で、この騒動は子供の神のいたずらということなのだろうか?神であるが故、すべてがお見通しというふうに考えることもできそうだ。封印された世界とこの世界は違う。その均衡を守るための要石では、うしろ戸とはいったい何だろう?現世と常世 この世と死者たちの世界をつなぐ扉災いを現世に引き込む場所という設定もしそうであれば、3.11との因果関係を描く必要があり、それがないのでこれがファンタジーの域を超えない。さて、、、物語はスズメが母を探し続けた夢と、そこで出会った未来の私も忘れてしまったことに起因するのだろう。これはすべての人がすることで、それに正邪はないはずだ。正邪はないが、常世とうしろ戸の存在を明らかにする。ダイジンによってイスの中に入れられてしまったソウタを見たことが、否応ない状況を作った。二人を追いかけフェリーの中に入ってしまったこと。冒険物語の鉄板の型しかし、スズメが踏切でUターンしたのは、友人に赤くなった顔を指摘されたこと。それが彼女の初恋となったのだろうか。この行為が全ての始まりだが、、、例えば線路にあのカギが落ちていて、それはきっと彼のものに違いないとスズメが思って行動したというのでもよかったかなあと思った。彼に対する描写 速度を緩めた自転車 すれ違う瞬間に感じた彼の雰囲気 そしてその彼が持っていたであろうカギ それらの展開があった方が自然だと思う。また、廃墟でソウタを探すスズメ セリザワ そして学校の友人たちの雰囲気は「君の名は」「天気の子」とまったく同じというところが少々気になったが、これが彼の作品だと匂わせているのだろう。更にセリザワが車で登場したシーンそこにタマキとダイジンその後の展開は良かったが、、、セリザワがソウタのアパートから出たスズメを見かけたシーンだけでも挿入してほしかった。また、スズメが「死ぬのは怖くない」と何度か語るシーンがある。彼女は幼い頃に東日本大震災で母親を失い、自身も生死の境をさまよった経験がある。この経験が彼女の死生観に大きな影響を与えたのだろう。彼女にとって、死は突然訪れるものであり、避けられない運命の一部と感じ、そのため、死を恐れるよりも、受け入れる姿勢を持っているのかもしれない。ただ、「私が要石になる」と言ったのは少し共感しにくい箇所だった。幼い頃からの彼女の心境から、誰かのためにという思いは多分にあっただろう。閉じ師の片鱗とも思えるあの行動で、小さな神様は「仕方ないなあ」と思ったのだろう。彼女のあの言葉がなくても、おそらくダイジンは元に収まったと思う。猫 愛し、愛されるのが彼らの使命神が肉体を持った猫に化けたのは、愛し、愛されたかったのだろう。少々憎たらしい猫の本質スズメがソウタへ向けた愛をほんの少しだけ分けてほしかったのが、彼の本心だったのかもしれない。少しやり過ぎたことで、ダイジンは目的の愛を受取れなくなってしまった。この部分に新海監督の真骨頂である「切なさ」が忍ばせてあった。仙台の地で、幼い時にくぐってしまったうしろ戸の中に入る。全ての記憶が蘇った。「行ってきます」扉の鍵を閉めながらスズメの言った言葉。もしかしたらスズメは、ずっとあの場所にいたのかもしれない。拭えない思い 忘れられない出来事 刹那的になること彼女は「大事なものはもうずっと前にもらっていたんだ」ということを思い出した。だから彼女は、過去を収め未来に向かって旅立ったのだろう。月日が経ち、やがてソウタが戻ってきた。「おかえりなさい」この言葉は、彼女がさらに新しい未来を迎え入れる準備が整ったことを指し示した言葉かもしれない。冒険の旅と成長の物語そしてそこに忍ばせた切なさ切なさは監督にとっての重要なアイテムなんだなと再確認した。最高でした。
視聴者
視聴者
群衆、モブキャラクターの演技が写実的な事が、きちんと映画全体を取り巻くテーマである「人の死」を受け止めていてくれたと感じた。

演技というのはつまり、普通の人がこういうものを見たらこう反応するだろうという自然さをどれだけ表現できているのかということだと思うが、それが非常に細やかな気遣い、というよりはもう偏執的とまで言えるまでにこれでもかとわかりやすく描かれていた。

風景として動いている人たちにも一人一人細やかな生活があるという、情緒的すぎるとも言える描写の数々。
その風景の一粒だった"人"が主人公に関わりを持ち、人となりが明らかになっていく、この風景と個人の連続性が心地よかった。
これまでの深海作品ではあくまで他人は他人、風景という感じてしまい、いわゆるセカイ系として他人は断絶した存在であったものと見えていたが、根本的に変わったように思う。

ミミズが落ちそうになった瞬間描かれる東京の人たちが過ごす姿。
これまでの旅すがらの人との関わりで描かれた風景→個人の演出により、東京においてもそれぞれの生活、人となり想像させられた。
この演出はあっさりのように見えたけどものすごい事してるんじゃないかと感じられる。

***

こうした旅風景を見ながら、ふと思い出したのが邦画の「一五才 学校Ⅳ」という作品、あれはいじめによって傷ついた少年が、旅の中での人との交流を通じて傷ついた魂の癒やしと救いを得るロードムービーだった。

今作の主人公は一見すると、そういった傷の無い少女に見えるが、東日本大震災のサバイバーであることが明かされ、その魂は未だに救われていない事が明かされていく。

2万人近くが死んだという数字はそれだけで絶大な衝撃があり、その個々の単位の悲しみがある事は忘れてはならないとは言われるが、現実的に美辞麗句では乗り越えられない人の死の余波は未だにある。

死の影響は何も直近の家族、友人だけに及ばず、波紋のように広がっている。

中盤の主人公と叔母の口論によりこれは冒頭から描写されていた事に気づかされる。

豪華な朝ご飯や、手ずから作ったキャラ弁当などは、親の死の悲しみをいまだ受け止めきれない主人公への労り、自分の時間を払い切った彼女の抑え込んだ辛抱の象徴だった。

二万通りのそういった死の余波が現実にあると思うとやりきれない気持ちになる。

だが「それだけじゃない」と叔母が言ったように、いつか終わる生の中、新しい人との関わりにより生まれる心からの喜びは人を再生させる力があると力強く表現しきった。

いつまでも悲しんでちゃあ進めない、人と関わっていこうと力強く言い切った非常に強いメッセージを感受性の低い自分でも受け取れた。

社会を真摯に観察しているからこそ、こういう応援歌的な作品を作れるのだと思う。

ここまで感想を書きたくなったのは久々でかなり響いた作品だった。

***

一つ個人的な懸念、この作品で描かれた、旅を通じて与えられる人の善き施しとは正反対にSNS等では悪意のある切り取り、誹謗中傷、主義主張の断絶による諍い、人の悪性が過剰に目にするようになってしまった。

他人が困っていたら助ける、という事は急速に抑制されていっているように感じる。

この映画で描かれた、たまたま道すがら出会った人の善性というのも「古き良き」になっていくんだろうなとどこか冷めた視点が背後に居る。

視聴者
視聴者
良いですね。名場面のオンパレード。

ロードムービーのような作りで、スッと入っていけて、
ちゃんと感動できる。スタンダードに良い映画。

これまでの監督作品にありがちな、
音楽の力で盛り上がりを指図する"あの感じ"もない。

新海誠作品で一番好きな作品。

ただ、ちょっと長いかなw

視聴者
視聴者
事前知識や情報なしで観た。

テーマというか重要な題材に少しずつ段階的に迫っていく事で、ああ...なるほど と気持ちも追いついていった。
いつもよりもっと身近で高校生以上くらいなら全国民が知っている事。
向き合っても、この映画を観ても100%心が晴れない出来事。

それをとても丁寧に、ファンタジーを盛り込んで残酷かつ壮大に表現していた。
でも不快感はない。
海外にいたからあの当時もろな映像が連日流れていたけど、ここではシンプルに分かりやすく描かれている。
六◯ランドもそう、かつて沢山の人が利用していた頃の風景がぶわっと映像で広がると心に響く。

そんな風景は今度どんどん増えていくと思うけど、それらに残留した思いを想像するととても重く深い。
だからこの映画はとても良いテーマを沢山ミックスしてくれていると思う。面白かった。
ただラストの音楽担当が三度目の彼らで、折角の映画の個性が虚無な気持ちで終わってしまった。
何度も多用するとちょっと複雑な気持ちになるもんだ。

視聴者
視聴者
映画館で観てからずっと心に残っていて、レンタルが出た後は何度も借りて見返しました。もう一度観たいなと思って、せっかくなので購入して無期限で楽しめるようにしようと思ったら、まさかのPrimeで無料配信!新海監督、Amazon、ありがとうございます(涙)

どのカットも本当に美しくて、まるで最新技術で作られた“絵画”のように感じました。ストーリーもしっかりしていて、細かいところまで考え抜かれているので、何度見ても「なるほど」と思わされます。

この映画が他の作品と違うのは、ラストシーンの哲学的なメッセージだと思います。涙が止まらないラストは、私の大好きな相対性理論や、「時間は実は存在しない」というテーマが込められているように感じました。

映像のクオリティも高く、ストーリーも素晴らしい映画はたくさんありますが、この映画は特に特別だと感じます。本当にいい作品に出会えたなと思っています。

子供の頃からジブリ映画が大好きだったので、それが日本のサブスクでなかなか配信されないのがずっと残念でした。でも、新海監督が登場して、新しい作品を作ってくれることで、ジブリ全盛期のようなワクワク感を再び感じることができています。

視聴者
視聴者
全く予備知識なしに観たので、東日本大震災をテーマにした作品なのだと知って少し意外でした。
相変わらず美しい映像と生き生きとしたキャラクターたち。描くのが上手ですね。
当方廃墟マニアなので、廃墟描写の美しさにうっとりしてしまいました(笑)
一回観ただけではちょっとよく分からない点も多く、アレコレとネットで解説を参考にして「なるほど」と腑に落ちました。
冒頭からあの震災の被災地の様子などが描かれていたので、被災された方は観るのが辛くなると思います。なぜ被災地?と思いながら観ていくと、なるほど既にここで終盤の伏線が張られていたのですね。巧いなぁと感心してしまいました。
「辛くてもいつか笑える未来がくるよ。だから生きよう」というテーマのもと、よく練られたストーリーと展開だと思いましたが、ダイジン、サダイジンの登場や、会って2日程度で命かけるほど愛し合えるかなど、いささか性急な展開やご都合主義的な展開が目立っていた印象です。
粗を探すようで野暮ったいかもしれないけれど、個人的にそういうところ結構気にしてしまうタチなので、終始入り込めないまま観終えた感じでした。
視聴者
視聴者
定石を踏まえて、泣ける脚本。
いつもの綺麗な作画。綺麗な背景。
豪華絢爛で話題になる声優陣。
散りばめられたパロディ。
今回も面白かったです。悔しいけど。

面白い脚本なんだけど、冷静に考え直すと無茶苦茶な筋。
何処かで観たような登場人物。綺麗すぎてうざくなる背景。
宣伝のための集めた豪華な客演俳優陣による声
パロディーは本当に要るの?いや、パロディーなのか?疑う私が馬鹿なのか?
勢いで感動させられるのは毎回のこと。私もそろそろ学習しろってんだ。新海作品には毎回泣かされる。

視聴者
視聴者
普段アニメを見ることはないのですが、話題になった映画なので見てしまいました。
アニメ特有のテンポの良さや、壮大なカメラワークはさすがです。
実写では多分安っぽく見える描写もアニメでは自然に入り込め楽しめました。
ストーリーも荒唐無稽ですが、なぜか感動するのは監督の力量でしょうか。
普段アニメを見ない人にもお勧めします。
映画は娯楽です。
視聴者
視聴者
3.11を題材にしたと言って良い作品ですが、とても見応えある作品でした。
風景とかも良く描かれていて、神戸駅は壁のタイルの汚れまで完璧に模写してした。
丁度仕事で神戸駅に行くことがあったので、その場所を見に行って、全く同じ汚れやんって感動しました。
戸締まりという作業を1つのキーワードにしていて、独特な世界観もあって面白かったです。
視聴者
視聴者
高評価です
視聴者
視聴者
君の名は。にあるようなちょっとエッチなシーンなどが全くないので親子で安心して見られる映画だと思います。緊急地震速報のアラート音は本物の音にするとなにか問題があったのでしょうか?
視聴者
視聴者
成り行きで映画を観ることができました。全くのノーマークだったので、前売券など何も準備していませんでしたが、予想をはるかに上回ってきました。新海さんの作品の中で特に『天気の子』や『秒速5センチメートル』が好きですが、今回ほど面白かったのは初めてです。

今回は最近の『君の名は。』や『天気の子』ではあまり見られなかった暗い面(?)もあり、また伏線の回収もあったりとよくできていました。

一つ言いたいことがあるとすれば、脇役の声優さんの力不足を少しだけ感じたことぐらいでしょうか?ですが、そんなこと気にならないほど主役のお2人や重要な役の声がよかったです。

音楽も映画館で観たからか、作品に引き込まれるようでとても作品にマッチしていました。

新海さんの作品はやはり自然の描写が最高で、作品のどこで止めても絵になりそうです。特にこの作品では常世の星空(?)の描写がとても好きです。

視聴者
視聴者
IMAXで観直しました。

2回目となると細部もみえ出して、視点が少し変わりました。
すずめは全て解決した後、帰りにはもう椅子は持っていないんですね。小さいすずめに渡したのでしょうか。

しかし、東京のうしろ扉、心配ですねぇ、公園?の隣だったとは言え都市開発とかでなくならないといいですが笑

私も廃墟の扉を見つけたら開けてみます。

視聴者
視聴者
海外の上映会で観る機会があったので、3度目ですが、また見直しました。何度観てもいいですね。また感動しました。適度な笑いあり、ちゃんと伝えたいメッセージもあり、すずめも可愛いしw

海外とはいえ、地震のある国なので、どのようにとらえられたのか気になります。観ていて笑いのツボがやはり日本の映画館とは違って興味深かったです。映画を大人数で観る良さの一つとして、笑いのツボが分かるのはいいですよね。

なぜでしょう、展開は事細かく覚えていて、構えているのに、うるっときました。音質はIMAXには遠く及びませんが、それでも音楽といい、構成といい、よくできている作品だと思います。

Crunchyrollで観れるようになったようなので、また見直します。

映画「すずめの戸締まり」の出演(キャスト)

監督・俳優・女優名

でんでん出演の映画作品一覧 ビートたけし出演の映画作品一覧 中村倫也出演の映画作品一覧 佐藤健出演の映画作品一覧 佐藤慶出演の映画作品一覧 佐藤浩市出演の映画作品一覧 光石研出演の映画作品一覧 加瀬亮出演の映画作品一覧 北村一輝出演の映画作品一覧 北村匠海出演の映画作品一覧 吉沢亮出演の映画作品一覧 坂口健太郎出演の映画作品一覧 坂本武出演の映画作品一覧 堤幸彦 大島渚 妻夫木聡出演の映画作品一覧 室田日出男出演の映画作品一覧 小松菜奈出演の映画作品一覧 小津安二郎 役所広司出演の映画作品一覧 戸田恵梨香出演の映画作品一覧 新井浩文出演の映画作品一覧 有村架純出演の映画作品一覧 東出昌大出演の映画作品一覧 松坂桃李出演の映画作品一覧 松田龍平出演の映画作品一覧 柄本佑出演の映画作品一覧 柄本明出演の映画作品一覧 染谷将太出演の映画作品一覧 横浜流星出演の映画作品一覧 殿山泰司出演の映画作品一覧 浅野忠信出演の映画作品一覧 瑛太出演の映画作品一覧 真木よう子出演の映画作品一覧 石橋蓮司出演の映画作品一覧 竹内結子出演の映画作品一覧 綾野剛出演の映画作品一覧 菅田将暉出演の映画作品一覧 藤原竜也出演の映画作品一覧 藤竜也出演の映画作品一覧 西島秀俊出演の映画作品一覧 谷ナオミ出演の映画作品一覧 野村周平出演の映画作品一覧 高倉健出演の映画作品一覧 黒木瞳出演の映画作品一覧
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くじゃくの舞

ブログを書いて飯を食らうWEBライター。 動画配信サービスを利用して映画、ドラマを見放題で視聴することにこだわった情報を配信中。

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